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先達に学ぶ ②

いつも当ブログをご覧頂き有難うございます。デザイン担当の小林です。


まず最初に…ごめんなさい!

テストショットが出るまでの場つなぎ的な感じになっていますが
今回も小林がブログを受け持つ事になりました。
前回「①」と書いてるんで、その時点で確信犯です。しばしお付き合い下さい。


先日、加藤 智氏の元へ足を運び、パッケージデザイン周りの当時の熱量を
感じたばかりですが、我々ギャリアチームはさらに飽くなき探訪の道を歩き続けています。

間髪入れず、つい先日、今度はなんと現株式会社バンダイチャンネル代表取締役社長で
株式会社サンライズの取締役も兼任されている、松本 悟氏の元に伺いました。


モデグラのザブングル特集や氏の著書等でご存知の方もいると思いますが、
松本氏も当時のガンダムやザブングルプラモデルシリーズに深く関わられた人物で、
今のバンダイホビー事業部の基となった「バンダイ模型」で活躍された、
加藤氏と同じく我々の大先輩に当たる方なのです。

当然、前回同様緊張しながらの初対面でした。


で、お会いした印象は…

噂に違わぬ「イケメン社長」でした!
堂々とした言動でダンディなスーツ姿…
自分が女性だったらイチコロだったかもしれません……危険です。


お話しを伺うにつれ、1/100ギャリアに対する愛憎といいましょうか、
「こんなのホントに作っちゃったんだね」という気持ちと
「当時やれなかったので今のスタッフが羨ましい」という気持ちが
所々に入り混じっているのを感じ取る事が出来ました。

松本氏自身のスケールモデル好きが高じ、さらに当時のバンダイ模型内部の空気も
後押しして、あのような「それっぽい」建機ディテールの
プラモデルシリーズが出来た事…またしても思い知らされました。

20080123.jpg
(C)創通・サンライズ


小林が生まれ育った時代の趨勢は、まさにサンライズアニメをはじめ
フィクション世界の設定上の「リアル」ロボットアニメが大ブームで、
毎日のように浴びるように沢山の作品がTV放送されていましたが、

「そもそもリアルって何を根拠にして言ってるの?」

という所をすっ飛ばした状態で
(少なくとも子供の頃の自分は)アニメを見てしまっていたんですよね。

自分よりも年齢が上のスケールモデル全盛時代の人たちは
その「リアルとは何ぞや」を戦車や飛行機のプラモでより自然に理解していた筈で、
そう言った方々の意見や仕事ぶりには、いつも目から鱗が落ちる思いをします。
今回の歴訪もまさにその思いに溢れる体験でした。


プラモデルを組み立てる為、また世界観を拡げる/想像力を膨らませるきっかけとしての
「取扱説明書」を作るのもデザイン担当の仕事ですが、
今回の松本氏や加藤氏のお話も参考に、作りたくなる、作り倒したくなる!誌面作りを
目指したいと、心に強く思ったのでした。


松本様、加藤様、本当に有難うございました。
引き続き、R3を盛り上げるべくご指導よろしくお願いいたします!


デザイン担当 小林幹広