ウォーカーギャリア、設計データUP! やっと一息……
こんにちは!
設計担当 前田です。
大変ご無沙汰しておりました。
狩野や小木戸のブログに書いてありましたが、
ここ数週間、ウォーカーギャリアの設計データのUPに向けPCに向かいっぱなしの、
いっぱいいっぱいな日々が続いておりました……。
(でも小木戸が言うほど怒ったりはしていませんよ!?)
つい昨日、やっと金型製作の部署にFIXデータを渡し、
やっと一息つけた感じです。
なお、設計がFIXに近付いていくうちに段々とPC画面も派手になりました。
ここ数週間データUPに向けてどんな作業をしていたかというと、
皆さんにはもうご覧いただいている(はず)の“フェーズ3”を
次の段階に向けて設計し直していく作業をしていました。
正直なところ、フェーズ3は設計が完了にかなり近い段階だったのですが、
ラピッドプロトで出力して開発や金型、生産に確認したところ、
そこから問題が出るわ出るわ……。
開発(野口)から突然、
「ラピッドプロトより立ち膝ポーズができるくらい可動範囲をもっと増やしたい!」
と言われたり(コア設計がほぼ完了した段階での可動範囲修正は、
キャビ形状&コアがほぼ作り直しになるのでかなり凹みます……)、
キャビ形状でいいものができたら今度は生産から成型条件で肉厚な部分が出てきて
パーツの金型抜き方向変更を余儀なくされたり(この段階での抜き方向変更は
また作り直しなのでさらに凹みます…………)、
キャビもコアも条件クリアしたと思ったらあさのさんからの指摘があって
キャビ形状や構造を変えてみたり(この段階で太もものライン変更……以下略)。
………………なかなか今回の設計はハードなことが多かったように感じます。
どんな商品でもそうですが、キャビ形状や可動など、
ギミックと金型の条件や成型条件、品質管理面というのは反比例している部分が多く、
「その両方の条件をいかにクリアしていくか」
というのが設計のいちばん大変なところです。
しかし、商品をよりよくするための多くのアイディアや方法というのは
そこから生まれるものだったりします。
(最終的には立ち膝もできるようになりました!)
ただし、まだあくまでも「一息付けた」段階です。
設計の作業というのは、CADを使って金型加工用データを作成したら
それで終了かというとそうではありません。
実際に金型を製作しテストショットが出てきたら、
またギャリア一色の日々がはじまります。
テストショットが設計通りに成型できているか等、
実際にランナー状態になってからでないとわらない部分を確認するのも設計の仕事です。
まだまだこれから皆さんのお手元に届く形になるまで油断はできません。
より皆さんが納得のいくように最後までがんばります!
ギャリア設計担当 前田哲也