【とある島】
農業と漁業が盛ん。静かな環境と温暖な気候、おいしそうな魚に魅かれてねこたちがたどり着いたものと思われる。ワールド
地球上で最も可愛く、最もヒエラルキーの高い生命体「ねこ」。ねこの幸せを願って、開発された支援メカ「Build Up Support Operation Unit(強化型支援作業装置)」、通称「ぶそう」によって、ねこたちの暮らしは劇的に進化。ついには、寝心地のいい新天地を目指して各々冒険の旅に繰り出した。
ねこたちは、「ねこぶそう」の機能を駆使して、真に寝心地のいい場所を探索するうちに、日当たりが良くてポカポカと暖かい、とある島へとたどり着いた。
ぞろぞろと上陸するねこたち。「なんじゃ、このねこらは!?」島にいた一人のおじいちゃんが目を丸くしている。
「ねこと機械が見事に同調しておる!しかもこの構造…」彼は、子供のころから機械いじりが好きで、若い頃は大企業で技術者として活躍していた。いまでは家業の農業を継いで働いているが、島の発明家として近所ではちょっとした有名人だ。
「ふむ… おもしろいじゃないか。どれ、いっちょワシもやってみるか」。そう言うとおじいちゃんは、納屋からドリルを取り出すやいなや、愛車の軽トラの横っ腹に穴をあけ始めたのだった。
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