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地球上で最も可愛く、最もヒエラルキーの高い生命体「ねこ」。ねこの幸せを願って、開発された支援メカ「Build Up Support Operation Unit(強化型支援作業装置)」、通称「ぶそう」によって、ねこたちの暮らしは劇的に進化。ついには、寝心地のいい新天地を目指して各々冒険の旅に繰り出した。

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ねこたちは、「ねこぶそう」の機能を駆使して、真に寝心地のいい場所を探索するうちに、日当たりが良くてポカポカと暖かい、とある島へとたどり着いた。

ぞろぞろと上陸するねこたち。「なんじゃ、このねこらは!?」島にいた一人のおじいちゃんが目を丸くしている。

「ねこと機械が見事に同調しておる!しかもこの構造…」彼は、子供のころから機械いじりが好きで、若い頃は大企業技術者として活躍していた。いまでは家業の農業を継いで働いているが、島の発明家として近所ではちょっとした有名人だ。

「ふむ… おもしろいじゃないか。どれ、いっちょワシもやってみるか」。そう言うとおじいちゃんは、納屋からドリルを取り出すやいなや、愛車の軽トラの横っ腹に穴をあけ始めたのだった。

©BANDAI SPIRITS 2019

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【とある島】

農業と漁業が盛ん。静かな環境と温暖な気候、おいしそうな魚に魅かれてねこたちがたどり着いたものと思われる。

【この構造】

ねこぶそうの基本構造に思いあたる節があるようだ。

【大企業】

「根古宮重工」。もともとはエンジンなどの部品メーカーであったが、おじいちゃんが働いていた頃には自社で自動車や農業機械の生産を手掛けるようになっていた。その後も成長を続け、現在は「ネコミヤインダストリーズ」と名を変え、IT機器からペット用品まで幅広く手掛ける世界的なコングロマリットへと成長している。

【技術者】

おじいちゃんは自分が技術者(エンジニア)であることにこだわっているが、周囲からはもっぱら「ハカセ」というあだ名で呼ばれている。

【発明家】

技術者時代から愛用していた肉球印の工具を使って、近所の家電や自転車などの修理を引き受けたり、島の生活に役立つ日用品を発明したりしている。

【ワシもやってみるか】

ねこぶそうは最新のテクノロジーで作られたAI搭載の精密機械であるが、おじいちゃんは現役時代に培った数十年前のローテク技術を駆使して再現を試みている。

ねこぶそうよりもかなり大型の車両サイズにはなったが、「ぶそう」の基本的な構造・機能の再現には成功している。AIについての知識はなかったが、リサイクルショップにあったワープロの基盤を大量に直列して解決した。

なお、改造にあたってはドリルやチェーンソーなどで大胆に加工している。発明は瞬発力というのがおじいちゃんの持論。

【軽トラ】

おじいちゃんが愛用する軽トラや農業機械は、彼が現役時代に設計に携わっていたモデルである。ゆえに構造を熟知しており、整備は自分で行っている。
軽トラは特にお気に入りで、色違いで4台を所有するほど。車体正面には「NEKOMIYA」ブランドの目印である肉球のエンブレムがついている。

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