【1/12 デス・トルーパーを使った塗装編】
【1/72 Xウイング・スターファイター他を使った電飾編】
【1/12 サンドトルーパーを使ったウェザリング編】
【1/12 R2-D2 & R5-D4を使った塗装編】
【ビークルモデルを使った水上ジオラマ編】
船体の基本塗装が終了したので、一旦ここでコクピットの製作に移ります。コクピットの再現には付属のデカールを貼るか?面相筆等で塗り分けるか?の方法があります。店頭販売になっているスタンダード版にはデカールが付属しませんが、一昔前の飛行機モデラーの間ではコクピットの塗り分けは自分の技術の最大の見せ場であり、デカールは邪道とされていた時代もありました。下記に紹介する面相筆で、時間を掛け丁寧に塗り分けを行えば、決して難しい事ではありません。
しかし、今回はデカールの貼り方を解説する意味もあるので、付属デカールを使用します。まずはデカール用の下地色として計器盤の全体を黒色で塗装し、下側の隔壁をグレーに塗り分けます。また前後にある各シートも塗り分けておきましょう。さらにこの時点で、シートや隔壁等には汚し塗装も施してしまいます。
しかし、今回はデカールの貼り方を解説する意味もあるので、付属デカールを使用します。まずはデカール用の下地色として計器盤の全体を黒色で塗装し、下側の隔壁をグレーに塗り分けます。また前後にある各シートも塗り分けておきましょう。さらにこの時点で、シートや隔壁等には汚し塗装も施してしまいます。
実はデカールの貼り付けも簡単かと言うと、コクピットのように凹凸のある面に貼るには決して簡単ではありません。凹凸の多い面に貼る場合の重要なポイントは、なるべくデカールを小さくカットして各社から発売になっているデカールの軟化剤と、接着成分の入ったマークセッター等を使う事をお勧めします。
ではコクピット後部の隔壁パーツを使って詳しく説明します。隔壁パーツは上部左右に付属のLEDで横長に発光する部分があります。まずはこの部分を裏側からマスキングします。さらに自己責任の追加工作としてこのLEDから漏れる明かりを使って、ほかにも光らせたい計器があればその部分もマスキングし、マスキング作業が終わったら遮光の目的で裏面全体をつや消し黒に塗装します。コレで裏側の作業は完了です。
次にオモテ面に戻ってデカールを貼っていきます。まずは練習の意味で凹凸の少ない隔壁のドア(104番)から、貼るのが良いでしょう。このデカールは難しくないと思いますので、次の計器板から具体的に説明します。写真はドアのデカールのみを貼り終えたところ。
後部隔壁の計器盤デカールは上と左右の3分割にしてから貼り込みます。まずは試しに上部計器のデカールだけを軟化剤を使わず水だけで貼ってみました。写真では解りにくいかもしれませんが、やはり細かいスキマ部分は浮いてしまいます。この場合はデカールの上から軟化剤を塗り、上から軽く押してスキマに馴染ませます。
次にオモテ面に戻ってデカールを貼っていきます。まずは練習の意味で凹凸の少ない隔壁のドア(104番)から、貼るのが良いでしょう。このデカールは難しくないと思いますので、次の計器板から具体的に説明します。写真はドアのデカールのみを貼り終えたところ。
後部隔壁の計器盤デカールは上と左右の3分割にしてから貼り込みます。まずは試しに上部計器のデカールだけを軟化剤を使わず水だけで貼ってみました。写真では解りにくいかもしれませんが、やはり細かいスキマ部分は浮いてしまいます。この場合はデカールの上から軟化剤を塗り、上から軽く押してスキマに馴染ませます。
やはり最初から軟化剤を使った方が良いようなので、残りの左側(向かって右)計器デカールを3秒ほど水に浸したら引き上げて、ここで一度軟化剤を塗ります。
隔壁の方にはデカールを強力に接着させてくれる成分が入ったMr.マークセッターを塗っておきます。
隔壁の方にはデカールを強力に接着させてくれる成分が入ったMr.マークセッターを塗っておきます。
デカールを台紙ごと移して濡れている計器盤の上にのせ、台紙を引き抜きます。なるべくここでデカールと貼る側(ここでは隔壁)に空気を入れないことがポイントです。
ここからがデカールを上手く貼る重要なポイントです。デカールを所定の位置に載せたら上からウエスや柔らかい布等で軽く押さえ、余分な水分を取ると共に微調整しながら定位置に移動させます。デカールの位置が決まったら、布で少し強めに抑えて、残りの水分を取りデカールが動かないようにします。ここまでの作業を綿棒ではなく、柔らかい布でやるのが重要なポイントです。
デカールが固定できたら、この上からまた細かい計器類や凹凸の高低差が大きい部分を中心にまた軟化剤を塗ります。1、2分待って、まずは布で水分を取り凹凸モールドにデカールを馴染ませ、さらに細かいモールドの部分には綿棒を使って密着させます。ここで最初から綿棒を使ってしまうと、デカールの接着剤が綿棒とデカールの圧着力に負けてしまい、綿棒とデカールがくっ付いてしまいます。そこでデカールがある程度接着されてから、最後の調整のみに綿棒を使います。この方式で貼れば、大概のデカールは上手く貼れると思いますので、まずはお試し下さい。
ここからがデカールを上手く貼る重要なポイントです。デカールを所定の位置に載せたら上からウエスや柔らかい布等で軽く押さえ、余分な水分を取ると共に微調整しながら定位置に移動させます。デカールの位置が決まったら、布で少し強めに抑えて、残りの水分を取りデカールが動かないようにします。ここまでの作業を綿棒ではなく、柔らかい布でやるのが重要なポイントです。
デカールが固定できたら、この上からまた細かい計器類や凹凸の高低差が大きい部分を中心にまた軟化剤を塗ります。1、2分待って、まずは布で水分を取り凹凸モールドにデカールを馴染ませ、さらに細かいモールドの部分には綿棒を使って密着させます。ここで最初から綿棒を使ってしまうと、デカールの接着剤が綿棒とデカールの圧着力に負けてしまい、綿棒とデカールがくっ付いてしまいます。そこでデカールがある程度接着されてから、最後の調整のみに綿棒を使います。この方式で貼れば、大概のデカールは上手く貼れると思いますので、まずはお試し下さい。
デカールを全て貼り終えて完成した各計器盤。なお122から124番の3枚のデカールは使用しません。この3か所だけは自分で描いた方が綺麗に仕上がると思えたからです。また、ズレたり歪んだりした部分は塗料でリタッチして完成となります。
この流れでコクピットをいっきに作り上げたいので、搭乗するフィギュアも塗装してしまいましょう。まずはMr.サーフェイサー1000(番手は1200でも1500でも良い。個人的に1000が一番たれ難いので使いやすい)を吹き、C-3POだけはシルバー色をエアブラシで塗装したいので、Mr.サーフェイサー1500のブラックを吹き付けます。写真は勢い余ってサーフェイサー段階の写真を撮り忘れてしまい、サーフェイサーの上に下地色として白とアイボリーを吹いて塗装を始めた段階。C-3PO以外のフィギュアはすべて筆塗りで仕上げたいと思います。
筆塗りのポイントはズバリ、使う筆がもっとも重要。「弘法筆を選ばず」とも言われますが、模型製作(特に筆塗り)において筆選びは最も大切な要素と思われ、私が使っているのは一時期モデラーの間でも話題になったウィンザー&ニュートン社のシリーズ7です(写真はいつも使用している00番と000番)。1本1,000円以上しますので決して安い筆ではありませんが、一度使うと感動のあまり他の筆は使えません。では、他の筆と何が違うのか?と言うと、絶えず筆先がきちんと鋭角に揃ってくれるので細かい部分も簡単に塗装でき、0.1~2ミリの線も自由に描けます。私も最初は値段が高いと思いつつ「仕方なく大人の付き合い上」購入したのですが、一度使ったらその使いやすさにビックリで、今やこの筆シリーズ7のみで、だいたいの筆塗り作業が事足りております。他にも使いやすい筆はあるのかもしれませんが、私の知識の中ではこの筆をお勧めします。