第２回
今回も新商品R3　ウォーカーギャリアのメカニカルクリアVer.を使用し、塗装を加えることでさらに楽しむ製作方法をご紹介いたします。

2回目となる今回は、透明にクリア成型された外装パーツの半分をクリアカラーで塗装し、残り半分の外装をメタリックカラーで塗装することによりカットモデル風のメカニカルな作品に仕上げていきたいと思います。

メカニカルクリアVer.をひと手間加えて、自分好みの作品に仕上げていきましょう！

※部品の加工の際の刃物・工具・塗料・接着剤等の使用にあたっては、それぞれの取扱説明書をよく読んで正しくご使用ください。
　まずは仮組みを進めていきましょう
外装パーツはクリア成型により透明の美しいパーツになっています。フレームパーツはメタリック系の成型色になっています。
クリアパーツはランナーから切りはなす際、パーツ間近でカットするとその部分が白化するおそれがあります。ゲートを少し残して、カッター・デザインナイフでゲート部を処理するとよいでしょう。 		全身を仮組みしたウォーカーギャリア状態です。
仮組み状態で、全体のカラーリング・配色を検討しておきましょう。		 ギャリーホバー＆ギャリーウィル。
今回は左半身を中心にクリアパーツ外装にし、右半身はメタリック系塗料を使用し硬質感ある仕上げにしていきます。
　左半身を中心にクリアー外装、右半身はメタリック塗装
クリアカラーはクレオス社製 Mr.カラーのクリアー塗料を使用していきます。 緑色の外装部分はクリアーグリーンを使用しました。希釈する濃度・吹きつけの回数などで、好みの色味に調節してください。使用しないパーツやランナーなどで、事前に試し吹きをしておくとよいでしょう。
グレーの外装部分はスモークグレーを使用しました。 黄色の部分はクリアーイエローを使用しました。
クリアー黄色（画像左上）、白（画像右上）
クリアー赤（画像左下）、赤（画像右下）
右側用の外装にクールホワイト+スーパーファインシルバーを使用。硬質感のある白を表現することができます。
赤いパーツには先にハーマンレッドを塗装し、その上からMr.クリスタルカラーのルビーレッドを塗装しました。		 残りの塗装する部分の外装は、Mr.メタリックカラーGXなどを使用していきます。 緑色の外装部分はGXメタルグリーン85％とザブングルカラー ウォーカーギャリア用のザブングルグリーン15%を混色しました。
グレーの外装部分にはGXメタルブラックを使用しました。 フレームパーツはMr.カラースーパーメタリックシリーズを使用していきます。 塗装前にサーフェイサーを吹き表面のチェックも行っておきます。傷等があれば修正しておきましょう。
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
 
関節部１（画像左上）、関節部２（画像右上）
関節部３（画像左下）、関節部４（画像右下）
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。		 関節部５  
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
クリアー黄色クリアーイエロー 関節部１スーパーファインシルバー85％+クリブルー15％
クリアー赤クリアーレッド 関節部２スーパーファインシルバー
白クールホワイト90％＋スーパーファインシルバー10％ 関節部３スーパーゴールド
赤ハーマンレッド → クリスタルカラー ルビーレッド 関節部４スーパーチタン
緑色GXメタルグリーン85％＋ザブングルグリーン（※）15% 関節部５スーパーアイアン
グレーGXメタルブラック
※ザブングルグリーンは、GSIクレオス「ザブングルカラー ウォーカーギャリア用」に入っています。
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
メッキシルバーNEXTは塗装前に、下地で光沢のブラックを塗っておきます。塗料はGXカラーのウィノーブラックを使用しました。 メッキシルバーNEXTを塗装した状態です。今回はローターパーツにも使用しアクセントとしてみました。 塗装したフレームパーツに外装パーツを付けていきます。クリアー塗料で色づけしたことにより、外観もより見栄えのするものになりました。細かいパーツもつけて組み上げていきましょう。
 
右側の外装パーツに光沢クリアーを吹きます。
　いよいよ完成です！
ギャリィホバー ランディングギアパーツも付属し、着陸状態にもできます。
ギャリィウィル 機銃・タイヤも可動するなどギミックもしっかり盛り込まれています。
ギャリィホバー・ギャリィウィルの2機がウォーカーギャリアへ合体。
アクションベースを使用して合体シークエンスもしっかり再現できます。
※アクションベース1　クリアは別売りです。
ウォーカーギャリア本体のみの状態です。 左半身をクリア塗装・右半身をメタリック塗装という構成になっています。
クリア外装を色づけしたことにより、より外観が見栄えのするものになりました。メタリック塗装は光沢と相まって深みのある仕上がりになっています。また、ローター部等のメッキシルバーもいいアクセントになっています。
武装はバズーカ・ライフル・ブーメランイディオムが付属します。 ライフルを装備。
バズーカを装備。 可動範囲も広く、両手持ちもしっかりできます。
バズーカは背中にマウントすることもできます。 ブーメランイディオムを装備。
クリア成型された付属のレッグタイプは、ウォーカーギャリアと並べるとサイズ比がよく分かります。
　製作後記
今回はR3　ウォーカーギャリア メカニカルクリアVer.製作の2回目として、クリアー塗料とメタリック塗料での外装塗り分けをし、カットモデル風の作品に仕上げてみました。

美しいクリアパーツは色づけすることにより、更に見栄えのするものになりディスプレイモデルとして非常に存在感ある作品に仕上がります。

メカニカルクリアVer.は素材を活かし、様々な表現を楽しむこともできます。次回は異なったアプローチでの塗装表現をご紹介いたします。

皆さんも是非お好きなキットで作品製作を楽しんでみてください！

※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。