赤く塗った部分が安全面を考慮した突起。これをカットするだけでシャープな造形となる。

まずは突起部分をニッパーでおおまかにカット。少し突起を残す要領でカットするのがポイント。

残った突起はまず目の細かい金属ヤスリで削り落としていく。削り過ぎないように手前から奥にゆっくりヤスリを動かす。

突起をきれいに削り落としたら、ヤスリスティックで金属ヤスリの傷跡を消して完成。左手の指のハラでパーツを軽く押さえて削ると折らずにヤスリ掛けができる。

さらにシャープに加工してみよう。赤く塗った面を斜めにカットするとさらにシャープなアンテナになるので試してみよう。

余計な部分を削ってしまわないようにマスキングテープで覆ったら400番のヤスリスティックで手前から奥に軽く押すように赤く塗った面を削っていく。

左右両方削れたら今度は600番のヤスリスティックで表面の削り跡を均したら完成。左が加工後。明らかにキットのまま（写真右）と比べてシャープに見える。

協力：電撃ホビーマガジン編集部

参考
「０からはじめるガンプラ2012 」
好評発売中
定価：1,728円（税込）
発行：アスキー・メディアワークス

カッターの刃を垂直に立て、パーツの合わせ目の角にあて、かんな削りの要領で手前から奥に向かって軽く削る。

合わせ目の角が少しだけ削れているのがわかる。慣れないうちは、角度や深さを確認しながら少しずつ削ろう。

作業前（写真左）と比較。パーツの合わせ目を深く削ったことで、スジ彫りのようなディテールに見える。

パーツの角を削る際、削る位置を分けるなど工夫することで、さらに表情豊かなディテールを加えることもできる。