今回はLEGENDBBシリーズを使用し、武者飛駆鳥と並べられる七人の超将軍を製作していきたいと思います。

レジェンドBBシリーズで発売中の武者飛駆鳥に合わせるかたちで、新SD戦国伝 七人の超将軍編に登場した超将軍の荒鬼頑駄無、雷鳴頑駄無、獣王頑駄無、天地頑駄無、鉄斗羅頑駄無、千力頑駄無、爆流頑駄無をアップデートする方向で製作していきたいと思います。

BB戦士の幅広い魅力を味わいつつ、楽しんで製作していきましょう!

※記事が長いのでキットごとに分けてあります。下記メニューより各キットのページをご覧いただけます。

荒鬼頑駄無コウキガンダム

新SD戦国伝 七人の超将軍編に登場する超将軍「荒鬼頑駄無」をレジェンドBB体型にアップデートしていきましょう。
  • 元となるBB戦士No.123 荒鬼頑駄無のパッケージです。
  • パッケージ側面にはキットのギミックが紹介されています。
  • まずキットの仮組みをしてパーツの構成を確認していきましょう。
  • 飛勇鶴(ひゆうかく)形態に変形することもできます。
  • LEGENDBB武者號斗丸を素体に、荒鬼頑駄無のパーツを合わせて大まかな形状を出していきます。腰鎧には三国伝 劉備ガンダムのパーツを使用していきます。LEGENDBB体型にすることにより、可動範囲も広がっているのが分かります。
  • 各部の工作を進めていきましょう。
    頭部はLEGENDBB號斗丸を使用し、頬のダクトのモールドをデザインナイフ、タガネなどで削っておきます。
  • 胴体はLEGENDBB武者頑駄無のパーツを使用。
    荒鬼頑駄無の胴体パーツを画像のようにカットして、裏側の干渉する取り付けピンも削っておきます。カットする作業はデザインナイフ・エッチングソーで切り込みを入れて慎重に進めていきましょう。加工したパーツを上から被せるかたちにします。
  • 腰はLGBB號斗丸のパーツに、劉備ガンダムの腰鎧を付けて腹部中央の鬼功砲(きこうほう)が干渉する部分は画像のようにカットしておきます。サイドには荒鬼頑駄無の腰部分から切り出したパーツを接着し、後ろ側はLGBB武者頑駄無のパーツを使用します。
  • 肩はLGBB號斗丸パーツの取り付けピンをカットし、図の位置にピンバイスで穴を開けます。この工作により荒鬼頑駄無の肩鎧パーツの軸を活かして上下に可動させることができます。
  • 腕の鎧にはLGBBナイトガンダムのパーツを使用。
    先端のガトリングはBB戦士ガンダムNT-1のパーツを使用しました。
  • 足はLGBB武者頑駄無のパーツを使用。
    黄色のパーツを画像のようにカットしておきます。
  • 荒鬼頑駄無の背中部分は1.5mm真鍮線で胴体部分に接続します。塗装後に接着してしっかり固定していきます。
  • 鬼封力の盾はBB戦士ガンダムNT-1のパーツを被せて大型化していきます。
  • ガンダムNT-1のパーツは画像のようにカットして、鬼封力の盾に被せるかたちにします。
  • マント部分は公孫瓉イージーエイトのパーツを使用して大型化します。荒鬼頑駄無と公孫瓉イージーエイトのマントを上下にカットして、画像右側のように組み合わせて塗装後に接着します。
  • 次にプラ棒等を使用し、ディティールを加えていきます。
    腰鎧前部に0.75mm幅のプラ角棒を使用しディティールを追加しました。
  • 足首の甲部分にも0.75mmプラ角棒でディティールを追加。つま先部分はプラ板、シアノンを使用して凹部分を平面に修正しました。
  • 各部の工作が終わり、組み上げた状態です。パーツ位置や可動範囲を確認しておきます。
    肩の丸いモールドにはビルダーズパーツMSサイトレンズ(ピンク)を塗装後に取り付けます。
  • マント可動部分の基部は中心でカットして分割し、首の後ろにボールジョイントで接続して可動するようにしました。
  • 元キットのギミックを活かして旅姿形態も再現できるようにしてあります。
  • 後ろ側のマントには三国伝 袁紹バウのパーツ上部をカットして使用しました。バックパックへの接続は側面に3mmの穴をピンバイスで開けて取り付けています。
  • 400~1000番のペーパーで各パーツの表面処理をして塗装をしていきましょう。サーフェイサーを吹いて、表面の傷などがあれば再度表面処理しておきます。
  • 使用カラー
    本体色白
    本体色赤
    本体色グレー
  • 本体色青
    青の部分はMr.クリスタルカラー サファイアブルーとGXメタルダークブルーを混色して、メタリックな質感を出してみました。
  • マント裏側
  • 銀(画像左上)
    腕部ガトリング(画像右上)
    金(画像左下)
    レンズ部分(画像右下)
  • マスキングではみ出し等ある箇所は筆でリタッチしておきます。
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色白 クールホワイト 本体色青 スージーブルー70%+コバルトブルー20%+GXメタルダークブルー10%+サファイアブルー少量
本体色赤 ハーマンレッド マント裏側 コバルトブルー80%+クールホワイト20%
本体色グレー ジャーマングレー スーパーファインシルバー40%+スーパーゴールド20%+色ノ源イエロー20%+メタルイエロー20%
腕部ガトリング スーパーアイアン スーパーファインシルバー
レンズ部分 クリアーレッド
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
  • スミ入れはエナメル塗料の黒+グレーを使用しました。塗料は塗料1:溶剤3の比率で薄めて使用します。
  • 全体のスミ入れが完了した状態です。
    乾燥後に溶剤をつけた綿棒などではみ出た箇所を拭き取っていきます。スミ入れの拭き取り忘れがないかチェックしておきましょう。
  • 白鋼の鬼面(しろはがねのきめん)で旅姿形態時に目が覗く部分にはPET樹脂を切り出して、クリアーグリーンで塗装したものを裏側に接着します。肩にはクリアーレッドで塗装したMSサイトレンズをトップコート後にはめ込みます。背中の光の心眼石には楕円形のラインストーンを使用しました。
  • 鬼斬丸(おにきりまる)はLGBB殺駆頭の刀(雷光丸)にLGBB號斗丸のDランナー1番パーツを鍔部分に付けて大型化したものも作成しました。閃光結晶(ビームクリスタル)にはキット付属のシールを使用しています。
  • 目の部分はLGBB號斗丸のシールを元に、緑に変更したものをデカールで作成しました。市販の転写シール等でも再現できるかと思います。
    目のデカールを貼り、メッキパーツ・クリアパーツ以外を半光沢でトップコートしていきます。トップコートを乾燥させ、メッキパーツを付けて荒鬼頑駄無の完成です!
LEGENDBBを素体にすることにより、頭身が上がっているのがよく分かります。
メタリックな質感の塗装や、メッキパーツ・クリアパーツにより色彩豊かな作品に仕上がりました。
鬼斬丸おにきりまる鬼封力きふうりきたてを装備した状態です。盾には超将軍の特徴でもある閃光結晶ビームクリスタルが付いています。
  • 目のデカールは切れ目状態のデカールも作成しました。
  • 後ろ側のマントを付けることで横方向にも広がりを持たせ、シルエットに迫力が増します。
アクションベース2を使用することで、様々なポージングを楽しむことができます。
※アクションベース2クリアグリーンは別売です
マントを半分前面に付けた状態も再現することができます。
旅姿形態にすることも可能です。マントを前後に配置することにより、見栄えも良くなっています。
アクションベースを使用した状態です。
飛勇鶴ひゆうかく形態にも変形可能です。パーツの配置を変えることで大きくシルエットが変わっています。
七人の超将軍、一人目の荒鬼頑駄無でした。
PAGETOP