今回はホビーオンラインショップで販売中の「MG量産型百式改」をテーマに、成型色を活かしたお手軽な方法と塗装で仕上げる方法で製作していきます。

MG量産型百式改は初のガンプラ化となり、非メッキ ゴールドの成形色で百式も再現可能なコンパチブルキットになっております。

キットは量産型百式改の特徴的な頭部、肩アーマー、ビーム・ガトリングガン、バックパックの一部を、新規造形で再現しております。

今回は成型色フィニッシュや塗装で仕上げる製作方法、メガ・バズーカ・ランチャーやバリュートパックと合わせる楽しみ方をご紹介いたします。
初のガンプラ化となったMG量産型百式改を楽しんで製作していきましょう!

MG 量産型百式改 ※今回はテストショットを使用しております。

  • パーツのランナー状態です。
    Aランナー
  • Bランナー
  • Cランナー
  • Dランナー
  • Eランナー
  • Fランナー
  • Gランナー
  • Hランナー
  • ポリキャップ、ビームサーベル
  • I1ランナー
    量産型百式改用の新規ランナーです。
  • I2ランナー
  • 付属の水転写式デカールです。
  • 量産型百式改の頭部、パーツ構成です。
  • 量産型百式改の肩部、パーツ構成です。
  • ビーム・ガトリングガン、パーツ構成です。

キットを仮組みしていきましょう

  • 頭部
    後方に張り出した形状をした特徴的な頭部をディテールも豊かに再現しています。
  • 胸部
  • 百式の背面バインダーを排除した形状のバックパックになります。百式とは異なるサイド部分の形状を、メカニカルなディテールを施した新規造形で再現。バックパックには、付属のクレイ・バズーカが携行装備可能です。
  • 肩部
    両肩にマウントトラップをもち、ビーム・ガトリングガンが装備可能です。
  • 腕部
  • 腰部
  • 脚部
  • 武装はビーム・ライフル、ビーム・サーベル 、クレイ・バズーカも付属します。
  • 肩部に装備して使用するMS装着型の兵装 ビーム・ガトリングガンを2色の成形色でリアルに再現。基部は回転軸構造で、シーンに合わせた左右の角度調整が可能。
  • 百式とのコンパチブルキットになっておりますので、百式を再現するパーツも同梱されております。
  • 量産型百式改を組み上げた状態になります。
  • 新規で造型されたパーツにより量産型百式改の特徴的な形状を再現しております。
  • ビーム・ガトリングガンは、2基付属し、両肩への装備が可能です。
  • 百式用のパーツで組み上げた状態です。
  • 別売のMGメガ・バズーカ・ランチャーも製作し組み合わせていきます。
  • 別売のMGバリュートパックも製作し組み合わせていきます。

成型色を活かした方法で量産型百式改を製作

  • 外装パーツはアンダーゲート方式になっておりますので、ゲート跡が目立たない構造になっております。画像のようにゲート部を残すかたちでランナーから切り離します。
  • 残ったゲート部をニッパーでカットします。
  • ゲート跡はデザインナイフ・400~1000番位のペーパーで整えておきます。
  • アンダーゲート方式になっていないパーツのゲート跡も処理していきましょう。
  • ゲート跡はリアルタッチマーカーを使用し、タッチアップして目立たなくさせていきます。
  • ゲート部分にマーカー塗った後、綿棒等で余分な塗料を拭いていきます。
  • タッチアップした状態です。ゲート跡に塗料がなじみ白化した部分も目立たなくなります。
  • フレーム部分のゲート跡も同様にゲート跡を処理していきましょう。
  • 次に全体にスミ入れをエナメル塗料でしていきます。本体部分にはハルレッド+ブラック+クリアーオレンジ少量を使用しました。
  • 武装類のスミ入れにはブラック+ジャーマングレーを使用しています。
  • スミ入れができたら付属の水転写式デカールを貼っていきます。
  • デカールはマークセッターを使用し固定しておきます。
  • デカールを貼り終えた後、光沢のトップコートを吹いていきます。
  • トップコートが乾燥したら作業完了、成型色フィニッシュの量産型百式改が完成です!

量産型百式改を塗装で仕上げる

  • 非メッキの成型色を活かして塗装を楽しんでいきましょう。
  • 各パーツに400~1000番位までのペーパーをかけて表面処理をしておきます。
  • 表面処理をしたパーツにサーフェイサーを吹いて下地処理をしておきます。
    ※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂は割れる場合がありますので注意してください。
  • 今回量産型百式改にはMr.メタリックカラーGX GXレッドゴールド(画像右側)、百式にはMr.メタリックカラーGX GXブルーゴールド(画像左側)を使用していきます。
  • 外装パーツにGXレッドゴールドとGXブルーゴールドを塗装した状態です。金色でも色味が異なるのでより豊かな表現が可能になっております。塗装前に埃等付着していないかしっかりチェックしておきましょう。
  • 使用カラー
    本体色金
    ※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
  • フレーム部
  • 赤(画像上)
    胸部等青(画像左下)
    シルバー(画像右下)
  • 武装類(画像上)
    シリンダー・バーニア(画像左下)
  • カメラ部のクリアパーツは額部分をクリアーグリーン、目の部分をクリアーブラックで塗装しました。
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色金 Mr.メタリックカラーGX GXレッドゴールド フレーム部 マホガニー40%+ジャーマングレー50%+ウィノーブラック10%
ネオ・ジオングレッド 胸部等青 インディブルー55%+パープル40%+ウィノーブラック5%
シルバー スーパーファインシルバー シリンダー・バーニア スーパーアイアン90%+ウィノーブラック10%
武装類 ウィノーブラック40%+ジャーマングレー40%+スーパーアイアン20%
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
  • 塗装したパーツを組み上げていきます。
  • 次に全体にスミ入れをエナメル塗料でしていきます。成型色フィニッシュのときと同様、本体部分にはハルレッド+ブラック+クリアーオレンジ少量を使用します。武装類のスミ入れにはブラック+ジャーマングレーを使用しています。
  • 全体にスミ入れをした状態です。
  • スミ入れができたら付属の水転写式デカールを貼っていきます。
  • デカールはマークセッターを使用し固定しておきます。
  • デカールを貼り終えた後、半光沢のトップコートを吹いていきます。
  • トップコートが乾燥したら作業完了、塗装仕上げの量産型百式改が完成です!

百式を塗装で仕上げる製作方法

  • 非メッキの成型色を活かして塗装を楽しんでいきましょう。
  • 百式の金にはGXブルーゴールドを使用します。
    使用カラー
    本体色金
  • フレーム部
  • 赤(画像上)
    胸部等青(画像左下)
    シルバー(画像右下)
    ※武装類は百式改と同様です。
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色金 Mr.メタリックカラーGX GXブルーゴールド フレーム部 マホガニー40%+ジャーマングレー60%
ネオ・ジオングレッド 胸部等青 インディブルー55%+パープル40%+ウィノーブラック5%
シルバー スーパーファインシルバー シリンダー・バーニア スーパーアイアン90%+ウィノーブラック10%
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
  • カメラ部のクリアパーツは額部分をクリアーグリーン、目の部分をクリアーブラックで塗装しました。
    塗装したパーツを組み上げていきます。
  • GXブルーゴールドで塗装した百式とGXレッドゴールドで塗装した量産型百式改を並べてみました。色味の違いで印象が大きく異なることがよく分かります。
  • 次に全体にスミ入れをエナメル塗料でしていきます。成型色フィニッシュのときと同様、本体部分にはハルレッド+ブラック+クリアーオレンジ少量を使用します。武装類のスミ入れにはブラック+ジャーマングレーを使用しています。
  • スミ入れができたら付属の水転写式デカールを貼っていきます。デカールはマークセッターを使用し固定しておきます。
  • デカールを貼り終えた後、半光沢のトップコートを吹いていきます。
  • トップコートが乾燥したら作業完了、塗装仕上げの百式が完成です!
  • 組み合わせるMGメガ・バズーカ・ランチャーとバリュートパックも塗装していきます。
    本体色青
  • バリュートパックグレー
  • グレー(画像上)
    赤(画像左下)
    バーニア・パイプ(画像右下)
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色青 インディブルー60%+MSブルーZ系30%+パープル10% バリュートパックグレー ミディアムブルー70%+ニュートラルグレー20%+ジャーマングレー10%+ハーマンレッド少量
グレー ニュートラルグレー80%+ジャーマングレー20% バーニア・パイプ スーパーアイアン・GXブルーゴールド
ネオ・ジオングレッド
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
  • 次に全体にスミ入れをエナメル塗料でしていきます。スミ入れにはブラック+ジャーマングレーを使用しています。
  • スミ入れをして、半光沢のトップコートで仕上げます。
  • メガ・バズーカ・ランチャーにキット付属の水転写式デカールを貼っていきます。デカールはマークセッターを使用し固定しておきます。
  • デカールを貼り終えた後、半光沢のトップコートを吹いて仕上げます。

以上で全ての作業が完了です。MG量産型百式改を使用した3体が完成しました!

MG 量産型百式改の完成

成型色フィニッシュで仕上げた完成画像です。
非メッキの質感を活かしつつ、スミ入れやデカールを貼ることで質感を高めています。
頭部、肩、ビーム・ガトリングガンといった量産型百式改の特徴的な部分がキットで再現されています。
ビーム・ライフルを装備した状態です。
クレイ・バズーカ、ビーム・ライフルはバックパックに携行装備することができます。
ビーム・ガトリングガンは2門付属するので両肩に装備することが可能です。
可動範囲を活かしたアクションポーズも楽しむことができます。
クレイ・バズーカを装備した状態です。アクションベースを使うことで、様々なアクションポーズをとることができます。
※アクションベース1 クリアは別売りです。
ビーム・サーベルを装備した状態です。
こちらは塗装を施した量産型百式改です。
GXレッドゴールドを塗装することにより、深い質感の金塗装を再現することができました。
ビーム・ライフルを装備した状態、クレイ・バズーカを装備した状態です。
アクションベースを使用し、大胆なアクションポーズを再現することも可能です。
こちらは塗装を施した百式になります。
コンパチブルキットになっておりますので、非メッキ百式も楽しむことができます。
GXブルーゴールドを使用し、クールな質感の金塗装を再現することができました。
ビーム・ライフルを装備。クレイ・バズーカをバックパックに携行装備した状態です。
付属する武装やアクションベースを使用しアクションポーズを楽しむことができます。
MGバリュートパック(別売)を装着した状態です。
専用のアタッチメントパーツがMG量産型百式改に付属しますので、しっかり装着することが可能です。
アクションベースを使用することで、劇中をイメージした様々なポーズが再現可能です。
量産型百式改にもバリュートパックを装着することが可能です。
MGメガ・バズーカ・ランチャーです。
センサー部分はジュエルシールでリアルに再現。動力ケーブルは、ボールジョイントの連結で再現しています。
ブラックスモーククリアのアクションベース1が付属!
大型のメガ・バズーカ・ランチャーを安定してディスプレイできる専用ジョイントパーツが付属します。
劇中での印象的な射撃シーンを再現可能です。砲身とステップアームが伸び、手をかける左右の装甲が展開され、百式本体に固定が可能。
収納形態への変形ギミックを搭載。百式と合わせて高速移動シーンが再現可能です。
※高速移動シーンの再現には、アクションベース1が2個必要です。
今回製作した3体を並べた画像になります。

製作後記

  • 今回はMG量産型百式改をテーマに成型色フィニッシュや塗装で仕上げる製作方法をご紹介いたしました。

    手軽にキットを楽しみたいという方にはご紹介した成型色フィニッシュや部分塗装がおすすめです。スミ入れやデカールを貼ることで、ストレート組みから完成度を高めることができます。

    また非メッキの成型色を活かして量産型百式改・百式を塗装することもできるので、お好みの色で塗装を楽しんでいただければと思います。

    初のガンプラ化となったMG量産型百式改をお好みの製作方法、仕上げ方で是非楽しんでみてください!

量産型百式改、ガンプラ初キット化!
『機動戦士Zガンダム』MSVより、量産型百式改を、MGシリーズで商品化。特徴的な頭部、肩アーマー、ビーム・ガトリングガン、バックパックの一部を、新規造形で再現。塗装ニーズにも対応する非メッキ ゴールド成形色での百式が再現できるコンパチブルキット(パーツ選択式)。量産型百式改、百式に対応する対応するオリジナルマーキングが、水転写デカールで付属!量産型百式改、百式ともに「メガ・バズーカ・ランチャー」、「バリュートパック」とのジョイントに対応。
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