第2回 ガンダムデカールDXで仕上げるジョニー・ライデン専用ゲルググのミキシングビルド 編
ガンダムデカールDXを使用して、バリエーションの機体を再現していきたいと思います。
ガンダムデカールDXはA4サイズに軍マーク・部隊マーク・コーションマークやパーソナルマークといった様々なマーキングがデカール化された
汎用性に富んだ商品になっています。
ガンダムデカールDXはA4サイズに軍マーク・部隊マーク・コーションマークやパーソナルマークといった様々なマーキングがデカール化された
汎用性に富んだ商品になっています。
ガンダムデカールDXからジオン軍のパーソナルマーク等を使用し、ジョニー・ライデン専用ゲルググをMSVキットとのミキシングビルドで
製作していきたいと思います。
ガンダムデカールDX
ガンダムデカールDXの図柄です。数多くのマーキングがデカール化された魅力的な構成になっています。 | 裏面には様々なパーソナルマークの解説も載っています。 | 今回はジオン軍の軍マークやジョニー・ライデン用パーソナルマークを中心にデカールを使用していきたいと思います。 |
今回使用する「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」「1/144 ジョニー・ライデン少佐用高機動型ゲルググ」
パッケージです。 | 説明書には各種設定が掲載されています。今回はS型ではなく、B型のゲルググを製作していきます。 | パーツのランナー状態です。 Aランナー |
B1・B2ランナー | Cランナー | Dランナー |
ポリキャップ・シールが付属します。 | MSVシリーズ「1/144 MS-14B ゲルググ ジョニー・ライデン少佐機」のパッケージです。 | 付属のメカニカルファイルには詳細な機体設定が記載されているので読み応えのある内容になっています。マーキングも写真を参考に検討していきましょう。 |
キットを仮組みしていきましょう
頭部完成画像 モノアイはシールで再現するかたちになっています。 |
胸部完成画像 | 腕部完成画像 |
腰部完成画像 | 脚部完成画像 | 武器類(ビームライフル、シールド、ビームナギナタ) |
本体の仮組みが完了した状態です。 |
B型のバックパックはMSVキットのパーツを使用します。 | 武装のロケット砲はグリップ部のピンをカットすることで、HGUCゲルググに持たせることができます。 | B型バックパックをHGUCゲルググに合わせた状態です。 |
ミキシングビルドから下地処理まで
まずは各パーツの表面処理を行っていきます。成型上ヒケが生じている箇所はパテ等で埋めてペーパーをかけておきます。表面処理には400~800番のペーパー・スポンジヤスリを使用しました。 | B型バックパックは、HGUCゲルググCランナー15番パーツに1.5mmの穴を開け背中に付けられるようにしました。 |
バックパックを付けた状態の画像です。頭部アンテナもMSVキットのパーツを使用します。 | ミキシングの工作が完了した状態です。バックパックが付くことにより、特徴的なシルエットに変わりました。 | 次にサーフェイサーを吹き、下地処理をしておきます。※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂は割れる場合がありますので注意してください。 |
塗装に入っていきましょう
赤は隠蔽力が弱く下地が透けやすいので、まずピンクを塗装しておくと発色がよくなります。※ABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。 | 本体色レッド | 肩アーマーは先に関節色を塗装した後、マスキングして本体色を塗装します。 |
本体色グレー | バックパックはノズル部分に本体色グレーを塗装してマスキングした後、合わせ目処理をしました。 | バックパックに本体色レッドを塗装した状態です。 |
関節色(画像左上) 武器類(画像右上) モノアイ基部(画像左下) バーニア(画像右下) |
ブラシ塗装後、各部にブラック+グレーのエナメル塗料で墨入れをしていきます。塗料は【塗料1:溶剤3】の比率で薄めて使用します。溶剤は揮発性の高いペトロール(油彩用溶剤)を使用しました。塗料をつけすぎるとパーツの隙間に塗料が入り込み、割れの原因になりますので慎重に塗っていきましょう。 |
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用 | |||
下地ピンク | クールホワイト90%+ハーマンレッド10% | 本体色レッド | ハーマンレッド90%+レッドブラウン10% |
本体色グレー | ジャーマングレー60%+ミッドナイトブルー30%+ウィノーブラック10% | 関節色 | ニュートラルグレー90%+ジャーマングレー10% |
武器類 | ジャーマングレー85%+ニュートラルグレー15% | モノアイ基部 | ウィノーブラック |
バーニア | スーパーアイアン |
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
デカールを貼っていきます
ジオン軍マーク・部隊マーク・パーソナルマークなどを貼っていきます。使用するマークを丁寧に切り出していきましょう。切り出す際、他のマークに傷をつけないよう注意してください。 | ジョニー・ライデン機は腕にイエローのラインが入ります。 | ガンダムデカールDXにはラインデカールもありますので、若干長めにカットしたものを貼り余分な箇所はカットしておきます。 |
主要なデカールを貼った状態です。白地のデカールも透けがなく、発色が非常に綺麗です。デカールはマークセッターでしっかり固定しておきましょう。 |
シールドにはジオン軍マーク・ナンバーの他に、艦艇の撃墜マークも使用しました。 | 脚部には付属のコーションマークを使用しています。 |
全体にデカールを貼った状態です。全体のバランスやマークのずれ・剥がれがないか確認しておきましょう。デカールを充分に乾燥させ、半光沢でトップコートをしておきます。モノアイ用シールをつけてジョニー・ライデン専用ゲルググの完成です! |
ジョニー・ライデン専用ゲルググの完成です
MSVキットとのミキシングにより、ゲルググB型の特徴的なシルエットに仕上がりました。バックパックのノズルは上下に可動する構造になっています。 ガンダムデカールDXを使用することで、ジョニー・ライデン機の特徴的なマーキングも再現できました。 |
特徴的な新型ロケット砲を装備。 |
シールドを左腕に、ビームライフルをバックパックにマウントすることもできます。 |
アクションベース(別売)を使用すれば、可動範囲を活かし様々なポーズをとることもできます。 |
HGUCジムカスタムとのサイズ比較です。同じ1/144スケールながら、機体のボリューム感が異なるのがよく分かるかと思います。 |
製作後記
今回はHGUCシャア専用ゲルググとMSVキットをミキシングし、ガンダムデカールDXのマークを使用したジョニー・ライデン専用ゲルググを製作しました。
比較的工作量も少なく、バリエーション機が再現できたかと思います。また、HGUC量産型ゲルググを使用すれば、キャノンパック装備の機体を再現することもできます。 ガンダムデカールDXを使用することで、MSVはじめ様々な専用機を再現することができます。ミキシング製作でのMSVシリーズの機体製作や、オリジナル機体の製作など幅広く製作に使用できるのもこのデカールの魅力の一つです。
次回もガンプラデカールDXを使用し、バリエーション機体を製作していきたいと思います。 ※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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ガンダムデカールDX再販!