今回は2011年12月に発売された大型キット「MG フルアーマーユニコーンガンダム Ver.Ka」をお手軽な方法で製作していきます。
そこで、今回は成型色フィニッシュを中心に、部分塗装などを用いて手軽にこの大型キットを楽しんでいく方法をご紹介いたします。
大ボリュームのフルアーマーユニコーンガンダム、完成したときの存在感は格別のものがあります。
楽しんで製作していきましょう!
MGユニコーンガンダムはユニコーン・デストロイ両モードを再現したで、更にビームガトリングガンをはじめとしたフルアーマー用装備の数々、
そして大型スラスターを使用したベースジャバーと盛りだくさんの内容となっております。
そこで、今回は成型色フィニッシュを中心に、部分塗装などを用いて手軽にこの大型キットを楽しんでいく方法をご紹介いたします。
大ボリュームのフルアーマーユニコーンガンダム、完成したときの存在感は格別のものがあります。
楽しんで製作していきましょう!
今回使用する「MG 1/100 フルアーマーユニコーンガンダム Ver.Ka」
パッケージです。 設定画や迫力の完成画像を見ることができます。 |
説明書でも詳細な機体の解説や商品説明があり、読み応えのあるものになっております。 |
Aランナー サイコフレームはエメラルドグリーンの新素材で成型されています。 |
Bランナー | Cランナー |
Dランナー | Eランナー | Fランナー |
Gランナー | Hランナー | Iランナー |
Jランナー | Kランナー | Lランナー |
Mランナー | Nランナー | Oランナー |
Pランナー | Qランナー | Xランナー |
Yランナー | Zランナー | WAランナー |
WBランナー | WCランナー | ビームサーベル・カラーシール・マーキングシール・ガンダムデカール |
キットを組み立てていきましょう
新素材で成型されたサイコフレームのパーツに、今回Mr.クリスタルカラーのトルマリングリーンを吹き、発光状態を再現してみました。 左側が塗装した状態のパーツになり、角度によって光彩が変わります。 |
白いパーツは成型色を活かしていきます。 ゲートを少し残してニッパーでカットし、ペーパーでゲート跡を削り処理していきます。 今回は400番から始め、1000番まで使用しました。(画像右側) |
このようにゲート跡が白化する場合もあります。 |
リアルタッチマーカーのリアルタッチグレー1を使用することで白化した部分を目立たなくしました。 | 同様に紺色のパーツはリアルタッチブルー1でゲート跡を塗っておきます。 |
ゲート跡の処理をしたパーツを組み立てていきましょう。 頭部・胸部完成画像 |
腰部完成画像 | 腕部完成画像 |
脚部完成画像 | シールド 豊富な武装の数々は成型色フィニッシュに加え、部分塗装・ブラシ塗装で仕上げる方法をご紹介いたします。 |
ビーム・マグナム |
ハイパー・バズーカ、ハンド・グレネードユニット、3連装ミサイルランチャー、グレネードランチャー | ビーム・ガトリング・ガン | ハイパー・ビーム・ジャベリン |
全身が組みあがった状態です。 |
大型スラスターを使用したベースジャバーです。 |
ユニコーンガンダムを搭載した状態です。1/100サイズのサブフライトシステムは初のキット化になり、迫力のあるシルエットになります。 |
参考に「MG 1/100 ネモ」(別売り)を搭載した状態です。episode4で登場した連邦カラーで塗装するとより似合いそうです。 |
ユニコーンガンダム デストロイモードです。 エメラルドグリーンのサイコフレームが露出し非常に美しいです。 |
シールドはビームガトリングガンを介して腕に接続するかたちになります。また、シールド裏にはハイパービームジャベリンをマウントすることもできます。 |
ポイントを抑えた塗装でぐっと完成度も高まる
頭部アンテナの黄色い部分はシールが付属しますが、今回は塗装で表現しました。 裏の部分にまずマスキングテープを貼っておきます。 |
黄橙色80%+キアライエロー20%で塗装した状態です。 ※塗料はGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。 |
マスキングを剥がし、はみ出た箇所はペーパーで落としておきましょう。中心部はジャーマングレーで塗装しました。 |
シールド裏のピンははめ込み後目立たないようにニュートラルグレーで塗装します。 これだけの作業で見栄えもぐっと良くなります。 |
ビームマグナム・ハイパーバズーカは部分的にニュートラルグレーやガルグレーを使用しワンポイント塗装を施しました。 弾倉部はスーパーファインシルバーを使用。 |
ハイパービームジャベリン・グレネードランチャーにもワンポイントで塗装をしておきます。 成型色1色よりもアクセントを加えることで密度感を高めることができます。 |
ハンドグレネードユニットのグレネード(赤いパーツ)は中心に成型上のパーティングラインがあります。600~800番のペーパーでパーティングラインを消しておきましょう。目立つ箇所なので、オススメの工作ポイントです。 | 3連装ミサイルランチャーの各パーツを400~800番までのペーパーで表面処理します。 | 次にサーフェイサーを吹き、下地処理をしておきます。 |
ミサイルはキャラクターレッド、ランチャーはニュートラルグレー・ニュートラルグレー80%+クールホワイト20%で塗り分けました。 | ビームガトリングガンのスコープ部分はガンダムマーカーのメタリックレッドで塗装します。 | ビームガトリングガンはスーパーアイアン・ジャーマングレー・ジャーマングレー70%+ダークグリーン30%・ニュートラルグレーを使用し各部塗り分けました。 |
ベースジャバーのコクピット部(Yランナー1番パーツ)の先端を塗り分けていきます。まずはジャーマングレーで塗装し、機首部分をマスキングします。 | コクピット部はMSグレージオン系を使用し塗装しました。 | パイロットフィギュアも面相筆で塗装しました。目立つ箇所なのでこちらもオススメの塗装ポイントです。 |
バーニア基部はフレーム色が露出するので、黒鉄色で塗装しておきます。 | ベースジャバーのバーニアはスーパーアイアン・スーパーファインシルバーの上にクリアーレッドで塗装します。 | ユニコーンガンダムのバーニアはスーパーアイアンを使用しました。 |
次に墨入れをしていきましょう。ブラック+グレーのエナメル塗料で墨入れをしていきます。 |
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塗装作業が一通り終わった状態です。ポイントを抑えた塗装でぐっと完成度も高まりました。 | ベースジャバーに墨入れを行った状態です。墨入れを行うことで、モールドが引き立ちます。 |
次にマーキングシールを貼っていきます。 | マーキングシールは貼る前に水に少しつけることで、位置決めがしやすくなります。 | ベースジャバーにマーキングシールを貼った状態です。 |
キットにはガンダムデカールも付属します。 | 貼るデカールを切り出し、マスキングテープ等でずれないように固定しておきます。 | ボールペンなどの先の丸いものでデカールをこすり、パーツに転写させます。しっかり転写しているか確認し、慎重に作業していきましょう。 |
ユニコーンガンダム本体には別売のガンダムデカール(MG)ユニコーンガンダムVer.ka用を使用しました。デカールはマークセッターを使用し固定しておきます。デカールを貼り終えた後、ユニコーンモード状態にしてつや消しトップコートを吹いていきます。 | トップコート終了後、頭部ツインアイ部にキット付属のカラーシールを貼ります。つまようじ等でしっかり貼りこんでおきましょう。 |
MGフルアーマーユニコーンガンダムの完成です
ユニコーンガンダム ユニコーンモード。純白の美しい機体を見事に再現しています。 |
ビームマグナム・ビームガトリングガン・シールドを装備。豊富な武装で劇中の様々なシチュエーションを再現できるのもこのキットの魅力です。 |
ユニコーンガンダム デストロイモード。「Mr.クリスタルカラー トルマリングリーン」を使用したサイコフレームが美しい光彩を放っています。 |
大型スラスターを使用したベースジャバー。コクピットも再現され、非常に満足度の高いものになっています。 |
ユニコーンガンダムを搭載。ステップは可動するので、搭載する際調節することができます。 |
フルアーマーユニコーンガンダムに武装類を装着していきましょう。まず腕にビーム・ガトリング・ガンを装着し、シールドを付けていきます。シールド裏にはハイパー・ビーム・ジャベリンを付けることもできます。 | 両腕にビーム・ガトリング・ガン、シールドを装着した状態です。 |
バックパックにビーム・ガトリング・ガンなどを装着します。バックパックにマウント用基部を付け、ビーム・ガトリング・ガンを装着します。次にバックパックにハイパー・バズーカに3連装ミサイルランチャー、グレネードランチャー、ハンドグレネードユニットを付けたものと大型スラスターを装着します。 |
脚部にハンドグレネードユニットを付ければフルアーマーユニコーンガンダムがついに完成です! |
多様な武装と大型スラスターが付いたシルエットは圧巻です。多様な武装と大型スラスターが付いたシルエットは圧巻です。 |
劇中の大型スラスターを外した状態も再現。 ※アクションベース1 クリアは別売りです。 |
製作後記
今回はMGフルアーマーユニコーンガンダムを成型色フィニッシュを中心とした方法で製作していきました。MGサイズでのフルアーマー状態は圧巻で、完成後の見応え・充実感は素晴らしいものがあります。
かなりのボリュームを誇るキットなので、全塗装まではなかなか時間がとれない・手軽に楽しみたいという方には今回ご紹介した成型色フィニッシュや部分塗装がおすすめです。ポイントを抑えた塗装をすることで、ストレート組み状態からぐっと完成度を高めることができます。 ガンプラは色々な製作手法で楽しむことができますので、お好みの方法でキットを楽しんでいただければと思います。ボリューム満点のフルアーマーユニコーンガンダムをこの機会に是非楽しんでみてください! ※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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