今回は新番組「機動戦士ガンダムAGE」より、HGジェノアスカスタムをアレンジを加えて製作していきたいと思います。

HGジェノアスカスタムのキットは設定画のプロポーションを見事に再現し、抜群の可動範囲を誇ります。

今回はHGジェノアスカスタムをカラーリング変更とディティールアップで兵器としてのMSらしさを演出する方向で製作を進めていきます。
最新のガンダムAGEシリーズのキットを楽しんで製作していきましょう!
 今回使用する「HG 1/144 ジェノアスカスタム」
パッケージです。 説明書には劇中のアクションを再現したギミックも紹介されています。 Aランナー
的確なパーツ分けにより、塗装もしやすくなっています。
Bランナー Cランナー ビームサーベル・クリアパーツ・ポリキャップ・シール
 まずは仮組みを進めていきましょう
頭部・胸部仮組み状態。 腕部仮組み状態。 脚部仮組み状態。
可動範囲もかなり広いです。
腰部仮組み状態。
サイドアーマーが可動するようになっています。
兵装はビームスプレーガンⅢB・マーカーショット・シールド・ヒートスティックが付属します。 ジェノアスカスタム本体の仮組状態です。
 仮組みが終わったら、早速製作に入っていきましょう
今回オリジナル要素として、頭部にHGUCジムカスタム(別売)Aランナー14番パーツを使用し、形状を変更していきます。 ジムカスタムパーツの接続用ピンが干渉する為、赤く塗った部分をカットします。また、パーツ両端にペーパーを当て、ジェノアスカスタム頭部との接合部のラインを整えておきます。 ビームスプレーガン・上腕・肩には合わせ目ができます。
接着剤が充分乾燥するのを待ってから、400~800番程度のペーパーをかけ合わせ目を消していきましょう。 下腕部にも合わせ目ができますが、こちらはスジ彫りを加えモールド状にしていきます。スジ彫りを行うラインを引き、ラインに沿ってダイモテープ(文具店等で購入できます)を貼りガイドにします。
スジ彫りは0.2mmのタガネで行いました。作業する際は、最初に軽くあたりをつけておいた後、慎重に何回かに分けて彫っていくとよいでしょう。また、スジ彫りを行った後は600~800番のペーパーで面を整えておきましょう。
胸部・脚部などに1.0mm・1.5mm幅の細切りプラ板を使用し、ディティールを追加しました。
全てのパーツに400~800番程度のペーパーで表面処理をしていきます。 塗装前にはサーフェイサーを吹き表面のチェックも行っておきます。  
サーフェイサーを吹き、傷・ヒケ等があれば再度修正しておきましょう。
※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
 今回は白とブルーのツートンカラーに塗装します
本体色白1
塗料はクレオス社製ガンダムカラー・Mr.カラーを使用していきます。
本体色白2(画像左上)、ビームスプレーガン(画像右上)
関節部1(画像左下)、関節部2(画像右下)
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
バーニア類はスーパーファインシルバーで塗装しました。
 
胸部・腰部・ナイフは1色目を塗装した後マスキングをして2色目を塗装します。 仕上がり。
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色白1クールホワイト85%+ガルグレー15% 本体色白2クールホワイト80%+キャラクターフレッシュ(1)20%
本体色青1MSブルーZ系 本体色青2MSブルーZ系75%+クールホワイト25%
関節部1(※)ニュートラルグレー80%+クールホワイト20% 関節部2(※)ニュートラルグレー65%+クールホワイト35%
ビームスプレーガンミッドナイトブルー60%+ニュートラルグレー ナイフスーパーファインシルバー塗装後、
ジャーマングレー70%+ニュートラルグレー30%
バーニア類
頭部メカディテール
スーパーファインシルバー
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
 
エアブラシ塗装が完了し、各パーツに墨入れを行っていきます。墨入れはグレー+ブラックで行います。また、額のパーツもこの時点で接着しておきます。 デカールはHGUC RX-0ユニコーンガンダム用を使用し、コーション類を貼っていきます。全身のバランスを見ながらじっくりデカールを貼っていきましょう。
デカールはマークセッターを使い、充分乾燥させましょう。デカールを貼り終え、バーニア類以外につや消しトップコートを吹きます。
 HGジェノアスカスタムの完成です
まずは本体のみの状態です。頭部形状を変更したことにより、シャープな顔つきになりました。
ビームスプレーガンIIIB・シールドを装備。白・ブルーのツートンカラーとコーション類を追加したことにより、より兵器らしさを演出することができました。
可動範囲も広く、様々なポーズをとることができます。 ビームスプレーガン下部のナイフは脱着可能です。
アクションベースを使うことで、様々なアクションポーズをとることができます。※アクションベース3は別売りです。
前回製作したHGガンダムAGE-1タイタスと並べてみました。格闘戦主体のタイタスと、通常兵器のジェノアスカスタムとの対比が面白いです。
同シリーズの機体を並べることで、見栄えもぐっと良くなり視覚的にも楽しめます。並べて楽しめるのもガンプラの醍醐味の一つですね。
 製作後記
今回はHGジェノアスカスタムを使用し、オリジナルカラー&ディティールアップで製作を行ってみました。
純白のウルフ専用機から、白・青で統一したカラーリング・デカールによるマーキングなどで、オリジナル機体として製作してみました。
ひと手間加えることで、兵器としてのMSらしさもぐっと高まりますので、是非色々な表現に挑戦してみてください。

キットの完成度もとても高いので、自分好みのカラーなどで仕上げてみてはいかがでしょうか。
ガンダムAGEシリーズはこれからも多くの機体がキット化されます。
是非お好きなキットで自分だけの作品製作を楽しんでみてください!

※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。

▼この作例には以下のキットを使用しています

HG 1/144 ジェノアスカスタム

HGUC 1/144 ジムカスタム

ガンダムデカール76
HGUC ユニコーンガンダム用