今回は「機動戦士ガンダムAGE」より、HGガンダムAGE-1タイタスをアレンジを加えて製作していきたいと思います。
最新のガンダムAGEシリーズのキットを楽しんで製作していきましょう!
HGタイタスのキットは1/144スケールながら、細かなパーツ分けによる設定色の再現、そして抜群の可動範囲&ギミック再現と非常に高いプレイバリューを誇ります。
今回はHGタイタスをカラーリング変更とディティールアップをする方向で製作を進めていきます。最新のガンダムAGEシリーズのキットを楽しんで製作していきましょう!
今回使用する「HG 1/144 ガンダムAGE-1 タイタス」
パッケージです。 | 説明書には劇中のアクションを再現したギミックも紹介されています。 |
Aランナー 多色成型により、設定色どおりのパーツ分けになっています。 |
Dランナー | Eランナー |
Fランナー | Gランナー | ポリキャップ・シール |
まずは仮組みを進めていきましょう
頭部・胸部仮組み状態。 | 腕部仮組み状態。ボリュームのある造形で、肩アーマーのスライドギミックも再現しています。 | 脚部仮組み状態。可動範囲もかなり広いです。 |
腰部仮組み状態。各アーマーが可動するようになっています。 | タイタスの仮組状態です。 |
パーツ分割により組むだけで設定の配色になり、とても作りやすくなっています。 | タイタスの特徴でもある、ビームラリアット・ビームショルダータックルなどをクリアパーツで再現することができます。 |
仮組みが終わったら、早速製作に入っていきましょう
頭部アンテナは安全基準用フラッグをカットしシャープにしていきます。 | 安全基準用フラッグをカットし、ペーパーで断面を整えておきます。 | 今回オリジナル要素として、RGガンダムのアンテナ基部パーツ(別売り。Cランナー17番パーツ・D1ランナー40番パーツ)を頭部に使用していきます。 |
アンテナパーツ(D1ランナー40番パーツ)は基部以外をカットし、RGガンダムCランナー17番パーツに接着し隙間を埋めておきます。アンテナ基部を加えることによりスタンダードなガンダム顔に近づきました。 | 脚部はスネの部分に合わせ目ができます。 | 接着剤が充分乾燥するのを待ってから、400~800番程度のペーパーをかけ合わせ目を消していきましょう。 |
1mm・1.5mm幅の細切りプラ板でディティールを追加していきます。全体のバランスを見ながら作業する箇所を決めていきましょう。 | 次にパーツにディティールを増やすため、スジ彫りを行います。まずはスジ彫りを行うラインを引いていきましょう。ラインに沿ってダイモテープ(文具店等で購入できます)を貼り、スジ彫りのガイドにします。 |
今回スジ彫りは0.2mmのタガネで行いました。スジ彫りを行った状態です。作業する際は、最初に軽くあたりをつけておいた後、慎重に何回かに分けて彫っていくとよいでしょう。 | 同様に腰部サイドアーマーなどにもスジ彫りを行っていきます。 | スジ彫りを行った後は600~800番のペーパーで面を整えておきましょう。 |
他のパーツも400~800番程度のペーパーで表面処理をしていきます。 |
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一通り作業が終わった状態です。 |
塗装前にサーフェイサーを吹き表面のチェックも行っておきます。傷・ヒケ等があれば再度修正しておきましょう。 ※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。 |
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サーフェイサーを吹いた状態です。 |
次は塗装に入っていきましょう
塗料はクレオス社製ガンダムカラー・Mr.カラーを使用していきます。今回はオレンジと白のツートンカラーでまとめていきたいと思います。 上段:オレンジ1、下段:オレンジ2 |
オレンジは先にオレンジ2を塗装し、マスキング処理をしてからオレンジ1を塗装しました。これによりパーツの密度を高めることができます。 |
関節部。 ※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。 |
(画像左上)本体色白 (画像右上)スラスター等 (画像左下)胸部ダクト等イエロー (画像右下)頭部ツインアイ |
胸部中央「A」はイエローを塗装した後マスキングをして塗装します。 |
ツインアイ部は下地にシルバーを塗った上にクリアーグリーン+蛍光グリーン(極少量)で塗装しました。ツインアイ部以外はエナメルのブラックで塗装しておきます。また、額のパーツもこの時点で接着しておきます。 | エアブラシ塗装が完了し、各パーツに墨入れを行っていきます。墨入れはグレー+ブラックで行います。 | デカールは「ガンダムデカール HGUC RX-0ユニコーンガンダム用」を使用し、コーション類を貼っていきます。全身のバランスを見ながらじっくりデカールを貼っていきましょう。 |
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用 | |||
オレンジ1 | オレンジ75%+ハーマンレッド25% | オレンジ2 | オレンジ70%+黄橙色30% |
関節部(※) | ニュートラルグレー80% +クールホワイト20% |
基本白色 | クールホワイト80% +キャラクターフレッシュ(1)20% |
スラスター等 | スーパーアイアン | 胸部ダクト等イエロー | 黄橙色75%+キアライエロー25% |
頭部ツインアイ | スーパーファインシルバー塗装後、 クリアーグリーン+蛍光グリーン極少量 |
胸部「A」等 | スカイブルー60%+ルマングリーン40% |
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
全身にデカールを貼った状態です。デカールはマークセッターを使い、充分乾燥させましょう。 デカールを貼り終え、カメラ部をマスキングしてからつや消しトップコートを吹きます。 トップコートを吹き、頭頂部のカメラ部にはキット付属のシールを使用します。 |
いよいよガンダムAGE-1 タイタスが完成です!
骨太な四肢により、特徴的なプロポーションの機体になっています。頭部アンテナ基部を追加することにより、よりスタンダードなガンダム顔に近づけてみました。 |
オレンジ・白のツートンカラーもガンプラではテスト機カラーなどで使用されているので、違和感なくマッチしています。 |
可動範囲も広く、様々なポーズをとることができます。 |
ビームラリアットをクリアパーツで再現。 | 両腕にダブルで装備することもできます。 |
アクションベースを使うことで、様々なアクションポーズをとることができます。※アクションベース3は別売りです。 |
ビームニーキックを再現。 | アクションベースを使うと、より躍動感のあるポージングができます。 |
肩アーマーを展開し、ビームショルダータックルを再現。 | クリアパーツは12本付属し、全身に装備することもできます。 |
製作後記
今回はHGガンダムAGE-1タイタスを使用し、オリジナルカラー&ディティールアップで製作を行ってみました。 オレンジ・白で統一したカラーリングやデカールによるマーキングなどで、オリジナリティも出してみました。 ひと手間加えることで作品にオリジナリティを出すことができますので、是非色々な表現に挑戦してみてください。
このHGガンダムAGE-1タイタスは、キットの完成度もとても高いので、自分好みのカラーなどで仕上げてみてはいかがでしょうか。 ※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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