ガンプラ30周年を記念して発売されたRG(リアルグレード)シリーズ第一弾のRX-78-2 ガンダム。1/144サイズにも関わらず、広い可動範囲を実現したアドヴァンスドMSジョイントや色分けされた成型色によるパネルライン再現など、ガンプラの進化を体感できる充実した内容のキットになっています。今回はこのRGガンダムのキットを塗装して楽しむプラス、HGUCシリーズで発売されたGファイターを使用し、RGガンダムと合わせられるGファイターも製作していきます。
さぁいよいよ塗装開始です。今回はGファイターのキャラクター性を考え、実機というよりはSFアニメメカとしてややメリハリのきいた色調のカラーリングにしていきたいと思います。RGと違い色毎のパーツ分けはされていませんので、マスキングで処理していきます。 | まずは基本色を塗装。数回に分け、ムラが出ないように塗っていきましょう。 | 充分乾燥させてからモールドに合わせマスキングを施していきます。隙間から塗料が入り込まないよう注意して貼っていきましょう。 | ||
マスキングが済んだら次の基本色を塗装していきます。 | 塗装が完了した状態です。色を分けることでメリハリのある構成になりました。マスキングからはみ出た箇所があれば再度リタッチしていきます。 | |||
※関節等のABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。 |
一通り塗装が完了しました。全体的にRGのテイストに近づけるために濃淡をつけた2種類のカラーリングにしています。
改修したコクピットにパイロットを乗せます。RG付属のアムロフィギュアをポーズ変えし製作しました。ヘルメットは空洞になっていたので、中をパテで埋めています。今回はセイラ=マスで塗装しています。好みでスレッガーや、通な人は初回出撃時のハヤトにしてもいいでしょう。
シート内を作ることで、ぐっと見栄えがよくなりました。この後更にコクピット内、ベルトを筆塗りし仕上げていきます。コクピットは目立つ箇所なので挑戦しがいのあるところだと思います。
ブラック+ダークグレイで墨入れを施していきます。ディティールアップ箇所が更に引き立ってきました。
今回マーキングはガンダムデカールHGUCシナンジュ用の白いコーション類を使用していきます。他にもRGガンダムのデカール等も使用しました。
全体のバランスを確認しながらデカールを貼っていきます。マークセッターを使い、充分乾燥させてからつや消しトップコートを吹いていきます。
若干色を濃くしています。仕上げは半光沢にしてGファイターも完成。キット素組のあっさりとした印象からディティールアップで密度感がぐっと上がりました。
RGガンダムと念願の2ショット。 Gファイターの上にもしっかり乗せることができます。 |
Gスカイ形態。RGガンダムの腰用ジョイントを使うことでコアファイターを接続することができます。
Gブル形態。保持パーツを使用し、再現することができました。シールド基部にはスライドギミックが付いているので、基部を下に下げるだけでOKです。
Gアーマー形態ももちろん再現。RGガンダムと相まって迫力のある豪華なシルエットになりました。見栄えもしてとてもかっこいいです。
RGガンダム単体でも30年というガンプラの進化を堪能することができ、放映当時のキットのことから考えると感慨深いものがあります。パーツ状態でその細かさに驚かされますが、考え抜かれたパーツ構成でサクサクと組み上げられるところが素晴らしいです。組み立てるだけでも充分楽しめるキットなのでオススメです。 Gファイターは合体メカという異色の機体ですが、ガンダムと並ぶと何ともいえないカッコよさを感じます。Gアーマー形態にするには若干の加工が必要ですが、是非挑戦してみてください。今回スジ彫り等のディティールアップも行いましたが、特に難しい技術ではないので皆さまも自分なりのオリジナルディティールを盛り込んで楽しんでみてはいかがでしょうか。完成したときの充実感・満足感もガンプラ製作の大きな魅力だと思います。 これからも進化し続けるガンプラシリーズ、好みのキットを自由に楽しんでいただければと思います。 ※アドヴァンスドMSジョイントを含むABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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