MSの装甲材質に革命を
もたらした新材質
「ガンダリウム合金
(ルナ・チタニウム合金)」
宇宙世紀0079年1月3日、サイド3のジオン公国が地球連邦政府へ宣戦を布告。それから地球連邦政府とジオン公国軍の約1年間にわたる戦争が始まった。その戦いでカギとなったのがRX-78-2ガンダムである。その機体には、戦艦並みの威力をもつビーム・ライフルに加え、コア・ブロック・システムや、教育型コンピュータを搭載、そして装甲に採用されたのが、新材質〈ルナ・チタニウム合金〉であった。
〈ルナ・チタニウム合金〉は、耐熱・耐蝕・放射能絶縁性に優れているだけでなく、ジオン公国軍モビルスーツ(MS)の装甲材に採用された超硬スチール(鉄)合金に比べて4割も軽量かつ高硬度で、機動性・航続距離などに革命的な進化をもたらした。加工が難しいうえに高コストのため量産化のハードルが高いという問題もあったが、RX-78-2 ガンダムの初出撃にて、120mmザク・マシンガンの直撃にも耐えながら、ザクII2機を撃破したという記録が残されている。以降もRX-78-2 ガンダムが多大な戦果を上げたことで、〈ルナ・チタニウム合金〉の有用性は証明され、終戦後、RX-78-2 ガンダムの活躍から、〈ルナ・チタニウム合金〉は〈ガンダリウム合金〉と呼ばれるようになった。