HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]
About
2021年10月1日より、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにて
「2020年ドバイ国際博覧会」が開催されます。世界192か国が参加を表明している中、日本館のPRアンバサダーとしてこの度「ガンダム」が選ばれました。
今回のカラーリングは通常のトリコロールカラーではなく、記念すべきドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー仕様として、大河原邦男氏によりデザインされたものです。この特別なガンダムを、新規金型とシールにより1/144スケールのガンプラで立体化しました。
History
OPEN
「ベストメカコレクション」シリーズとして1/144スケールのガンプラが登場。
その後1/100、1/60、1/72 メカニック・モデルなど様々なスケールを展開。
既存の1/100キットの成形色を変更し、
オリジナルのデカールを付属したシリーズ。
アニメ本編では描かれていない、
モビルスーツのカラーリングやマーキングを考察し
ミリタリー目線で立体化した。
デカールの図柄の種類や数が多いことが特徴。
アニメ本編には登場しないストーリーやシチュエーション、モビルスーツの設定を
バリエーション展開、MSVとして製品化。
1枚のランナー内に最大4色の成形色を取り入れる
「多色成形」技術が登場。
「いろプラ」と命名されたこの技術により、組み立てるだけ、いわゆる素組みだけで
設定に近い色分けを高い精度で再現することが可能となっていった。
ガンプラの発売10周年を記念して、
初代のガンプラを新技術でリニューアル。
1/144スケールを基本とし、コレクションしやすい大きさ、価格とバランスを追求しているブランド。
商品のラインアップが最も豊富。
ガンプラの発売15周年を記念して誕生。
1/100スケールを基本としたハイクオリティな
ガンプラを目指して開発されたグレード。
本物を表現するために、ディテールや精密感、
フレームなど内蔵されるメカニカルなユニットにもこだわった。
後に改良を重ねていく。
また、2002年にカトキハジメ氏によりプロデュースされたMGVer.Kaも誕生する。
1/60スケールを基本とした最高峰ブランド。
最新の技術を搭載し、ガンプラの究極の姿の具現化
を目指し、内部構造にも外観の造型にもこだわった。第1弾となるRX-78-2 ガンダムでは、内部
のメカを詳細に表現するため、金属パーツをはじめとした異素材を多数採用。
「リアリティの追求」を最大限とり入れた。
単色成形で、低価格と作りやすさをコンセプトにした
ブランド。
パッケージデザインをモチーフにした
BOXアートが特徴。商品仕様は20年間で培われた、
スナップフィット技術に加え、フォルムは
PG(パーフェクトグレード)に準拠した美しさを誇る。
1999年にHGUCシリーズが誕生。1/144スケールを基本としており、アニメ劇中イメージの
再現性が高められた。その2年後、21番目としてRX-78-2 ガンダムが登場した。
ガンプラの発売30周年を記念して誕生。
「本物であること」を追求し、緻密なパーツ構成や
質感表現を実現。
モビルスーツを作る楽しみと興奮を
1/144スケールに凝縮したブランド。
同じくガンプラ30周年を記念して発売。
歴代でも最大級の1/48スケール。
実物大ガンダム立像の造形を模しており、
ハイディテールを目指しながらも組み立てやすさを追求。
ガンプラの発売35周年を記念して、それまでに培った技術でリバイブ(新生)させた
「RX-78-2 ガンダム」が登場。HGUC15年間の技術が集約されたRX-78-2 ガンダム。
ガンプラ40周年記念の歴史で積み重ねられた
研鑽と進化の集大成。
これまでのあらゆる定義、制約を取り払った、
純一無雑な革新的挑戦をしたプロダクト。
パズル感覚で誰でも楽しく簡単に作れる
プラモデルシリーズにRX-78-2ガンダムが登場。
次世代のファーストガンプラとして、
タッチゲート仕様で組み立てが簡単ながらも可動性能を徹底的に追求した。
ドバイ国際博覧会の日本館PRアンバサダーとして
ガンダムが選出。
この特別な仕様のガンダムを1/144で立体化。
CLOSE
Special interview
OPEN
大河原邦男(おおかわら くにお)
1947年12月26日、東京都生まれ。アニメ―ション作品における日本初のメカニックデザイナー。
『機動戦士ガンダム』(1979年)の他、数多くのメカニックデザインを生み出し続けている。
「漢字をぜひとも入れたかった」
――ガンダムが2020年ドバイ国際博覧会日本館PRアンバサーに任命されましたね?
各国のイベントに合わせたガンダムのデザインというのは、何回かやっているんですけど、今回は日本を紹介するアンバサダーというコンセプトでしたから、逆にちょっと緊張しましたね。
――ドバイ万博日本館PRアンバサダーガンダムは、 白・赤・黄のカラーリングが印象的です。どのようなコンセプトでデザインされたのでしょうか?
やはり国旗ですよね。白地に日の丸の赤という日本の国旗で使われている配色が基本にありますね。第一段階のラフではもうちょっと大胆に、胸から肩にかけて日の丸をあしらっていて、国旗を背負っているガンダム、そういうイメージでした。その後、皆さんのご意見を伺いながら調整を重ねて、日の丸が左胸に収まる今のデザインに決定しました。
――日の丸に加えて漢字の「日本」をロゴデザイン化した、シールドのエンブレムも印象的です。
これまで漢字を大胆にデザインに盛り込んだことはなかったので、今回はぜひとも入れたかったんですよね。漢字が文化に根付いている国は限られていて、逆に中東や他の国の方にはエキゾチックなデザインと捉えてもらえたらとチャレンジしてみました。
「ガンダムの顔は私の考えとしては、あれは“侍〈サムライ〉”」
――RX-78-2ガンダムの頭部は、当時から変わることなく完成されたデザインだと思います。ロボットのデザインで顔は最も重要な部分だと思いますが、ガンダムの顔でポイントはどこでしょう?
モビルスーツをはじめとするメカニカルデザインは私のほうで原案を作って、アニメーションディレクターの安彦良和さんがフィニッシュワークを手がけています。ガンダムの顔は私の考えとしては、あれは〈サムライ〉なんですよね。頭頂部のセンサーは〈チョンマゲ〉ですし、V字アンテナは兜の前立てをモチーフにしています。
――ドバイ万博日本館のテーマは「アイディアの出会い Where ideas meet」ですが、まさにガンダムの顔も古来日本の伝統との「アイディアの出会い」から生み出されたものなのですね。このキットでは、大河原さんのイラストを再現したオリジナルマーキングシールが封入されています。今回のデザインも含めて、大河原さんがマーキングなどをデザインされる際に気をつけているポイントはございますか?
ガンダムのイメージを崩さないことを自分に課していますね。オリジナルで色やマーキングを入れるところは自然と決まってくるので、ドバイ万博日本館のガンダムは慎ましく日本らしいデザインにフィニッシュしています。
――最後に世界中のガンダム、ガンプラを愛するファンに向けてメッセージをお願いします。
ガンプラは『機動戦士ガンダム』がTV放映された1979年の翌年に「1/144ガンダム」が商品化されて始まっています。バンダイさんもサンライズさんも現在まで変わらずの情熱を注いでいて、今後も独自の世界を作っていってほしいと思います。
「ガンダム」がなぜヒットしたのかを考えたときに、地球人が共通してもっている〈危うさ〉を映像として見せてくれたからだと思っています。それは世界中の人たちがシンパシーを感じてもらえるストーリーにもなっていて、今の現実と陸続きでもある。私たちの未来が、スペースコロニーで何世代も過ごさなければいけない世界とならないようにするにはどうすればいいか? 「ガンダム」を見て少し考えるのもチャンスかなと思います。まぁ、基本的には「ガンダム」とガンプラで遊んで楽しんでくださいということですね(笑)。
※本インタビューの詳しい内容は特製リーフレットとして商品に同梱されています。
CLOSE
Product point
色 Color
日本カラーを彷彿とさせる大河原氏デザインの細部の形状やカラーリングをそのまま立体化するため新規金型で再現。シールの貼りやすさを考慮したパーツ分割を実現。
可動 Action
基本形状は、良好なプロポーションと可動範囲を備えた
「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム」(2015年発売)
を踏襲。
パッケージ Package
日本館のイメージである「柔らかな日本の形」と「麻の葉紋様」をモチーフとした美しいパッケージデザイン。
フルカラー印刷に赤い箔押しの特別限定パッケージにてお届け。
シール Marking sticker
大河原邦男氏デザインの日本をイメージしたマーキングシールが付属。
シールデザインには「漢字」を採用。日本らしさを演出。
リーフレット Leaflet
ドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー仕様の「ガンダム」に関する大河原邦男氏の特別インタビューを掲載した特製リーフレット(見開き)を同梱。
Galleryギャラリー
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム
[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]
¥2,420 (税10%込)
プレミアムバンダイホビーオンラインショップにて
8月19日11時より予約受付開始!