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MECHANICAL

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  • Y-TYPE CLUSTER GUNDAM
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  • GUNDAM F90 2号機
  • I-TYPE 木星決戦仕様
  • GUNDAM F90 火星独立ジオン軍仕様

MOBILE SUIT GUNDAM F90

ガンダムF90

サナリィが「フォーミュラ計画」の根幹を成すモビルスーツとして開発した試作機。U.C.111に設計が完了し、翌年のU.C.112には、地球連邦軍による次世代主力機のコンペティションで高評価を得て、F90がその座を勝ち取った。直後の量産化は見送られたものの、アナハイム・エレクトロニクス社の一強であった連邦軍のモビルスーツ開発において衝撃を与える出来事となった。
F90との型式番号は、F9シリーズの0号機との意味を持つ。0号機にナンバリングされている通り、本機は技術立証用・データ収集用として開発・設計されたワンオフ機であり、戦場への出撃は予定されていなかった。それでも数機が製造され、テスト運用ののち、U.C.120には、1号機が第13実験戦団(第13独立機動艦隊)で、2号機はオールズモビルに奪取される形で運用された記録が残されている。
その特徴は、本体の小型化と多彩なオプション兵装による高い拡張性にある。まず小型化においては、これまで18〜20m程度が標準であったモビルスーツを、出力を保ちながら15m規模に小型化。これにより機動性能や生産・整備コストが抑えられる結果となった。
また標準装備はビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲とシンプルなものであるが、ミッションパックと呼ばれるオプション兵装が多彩で、長距離侵攻、電子戦、格闘など、戦況や作戦に応じたパックを換装できる機構を有する。このほか、マイクロハニカム技術により軽量化に成功した装甲、疑似人格ベースを採用したコンピュータなど最新技術を導入。こうした技術は、のちにサナリィが開発した後発タイプF91とそのシリーズに受け継がれ、モビルスーツの開発系譜の中でも大きなターニングポイントとなった。

型式番号
F90
頭頂高
14.8m
本体重量
7.5t
全備重量
17.8t
出力
3,160kW
推力
74,760kg
武装
バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールド

MOBILE SUIT GUNDAM F90II

ガンダムF90II

F90(2号機)の改修・強化仕様。オールズモビルの火星独立ジオン軍に強奪・改造されていた2号機を、地球連邦軍が戦闘の末再び回収、開発元であるサナリィに機体を持ち込んで改修を施したものである。連邦軍の回収時には機体がすでに大破した状態(60%が失われていたとされる)であったため、このリニューアルにあたっては多くの新造パーツが用いられ、胸部や肩部の形状やカラーリングも変更されているのが特徴。各部に備えた拡張用のハードポイントも完全に復元され、本来のF90に用意されていたミッションパックはすべて使用できる。
武装はビーム・ライフル、ビーム・サーベル、シールドとシンプルな構成で、ミッションパックとの連動という機体コンセプトは本仕様でも保たれた。一方、内部面では、F91に搭載されたものの原型となった試作型のバイオコンピュータを搭載するほか、ジェネレーターやスラスターの強化といった基本性能の向上も図られた。これにより、総合的なスペックは1号機を凌ぐものとなっている。

型式番号
F90II
頭頂高
15.1m
本体重量
7.7t
全備重量
18.4t
出力
3,880kW
推力
80,960kg
武装
バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールド

MISSION PACK

A-TYPE

A(Assault)タイプは、敵拠点の奥深くまで電撃的に侵入し、ピンポイントに打撃を加えることを想定した長距離侵攻仕様である。ミノフスキー・クラフトを搭載した大出力の増加機動ユニットを装備しているのが特徴で、腕部、脚部のハードポイントには、航続距離延長のためのプロペラント・タンクを装着する。これにより、長時間の作戦行動や戦闘が行えた。一方、安定的な飛行・航行のために増加機動ユニットと両肩が固定されており、AMBACを用いた挙動は下半身(下肢)が担う方式であったようだ。また、大気圏内では、増加機動ユニットの主翼を用いて姿勢制御を行う仕様となっていた。
主武装となるのは大出力の射撃兵器ビーム・バズーカで、非戦闘時には腰部後方にマウントする。この砲のビームを直撃させることができれば、要塞の速やかな破壊が可能となった。ほかにも、増加機動ユニット本体にビーム・キャノンとマシン・キャノンが各2基搭載されており、スピードを活かした攻撃が行えた。

型式番号
F90A
頭頂高
14.8m
本体重量
9.8t
全備重量
80.3t
出力
Now Reserching...
総推力
184,800kg
武装
ビーム・バズーカ、マシン・キャノン、ビーム・キャノン、ビーム・サーベル、バルカン砲

MISSION PACK

B-TYPE

B(Bombard)タイプは、F90に装着できるミッションパックのひとつで、敵拠点への集中的な爆撃や砲撃を行う重爆撃仕様。機体の各所に多彩な火器群を備えるのが特徴で、すべての火器群を一斉射した際には、単機で速やかに敵拠点を破壊できるだけの圧倒的な破壊力を有した。
まずバックパックには、大型のキャノン砲を2門備える。このキャノン砲は可動式で、射角を自由に変えることができる。そのことで、前方のみならず上方から迫る敵にも対応した。さらに、両腕部には5連装のグレネード・ランチャーを、両肩部、両脚部には、3基の大型ミサイルを装填できるミサイル・コンテナを装備。これらの装備によって機体重量は大幅に増加しているものの、バックパックに可動式のバーニアも合わせて設置された結果、機動性・運動性の低下を最小限に抑えることに成功している。

型式番号
F90B
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
キャノン、肩部ミサイル・コンテナ、脚部ミサイル・コンテナ、腕部グレネード・ランチャー、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲

MISSION PACK

C-TYPE

C(Coldness)TYPEは、局地戦に対応するミッションパックのひとつで、中でも寒冷地での運用を想定した仕様である。最大の特徴となっているのは、脚部のハードポイントを用いて装着される折り畳み式のスキーユニット。ホバー走行を実現するミッションパック「H-TYPE」と比較しても大降雪地帯での機動性は大幅に向上し、硬度のある雪原や凍土でもスムーズな移動や滑走が可能となっていた。また、機体熱や自重を支えられない土壌での滑走が困難なところではソール部分を折り畳むことができ、ユニットを装着したままでも歩行が行える。
同じく寒冷地対策として、スキーユニットや腰部、肩部には防寒・耐寒用のヒーターユニットを追加で備える。ユニットから発せられる熱により、装甲や関節部への雪の付着や氷結を防ぐ効果があり、運動性能の低下を最小限に留めることができた。加えて、肩部のヒーターユニットから上半身を覆うようにマントが下げられ、効率的に熱が行き渡るように配慮されている。これにより、寒冷地でもF90本来の戦闘力が発揮できる仕様となっている。

型式番号
F90C
頭頂高
14.8m
本体重量
8.9t
全備重量
20t
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲、スキーユニット、ヒーターユニット、マント

MISSION PACK

D-TYPE

D(Destroyed TypeもしくはDestroied Type)タイプは、敵主力部隊や拠点に対して面での襲撃を仕掛けたのち、接近戦でその制圧を行うことを想定して開発されたミッションパックである。ハードポイントを活用した強化ポイントとしては火力と機動性が挙げられ、肩部に4連装式のグレネード・ラック、腕部に5連装式のロケット弾パック、さらに腰部にはクラッカーとメガ・ガトリングガンなど、それぞれ特性の異なる火器群を装備するのが特徴。また、脚部にはアポジ・モーターを追加したブースター・パックを追加することで、機体重量の増加にもかかわらず、優れた運動・加速性能を確保することに成功した。
実際の運用としては、ロケット弾やグレネード、クラッカーを用いて敵拠点へと襲撃を仕掛け(デッドウェイトになった火器は切り離すことも可能だった)、その後、速射性に優れたメガ・ガトリングガンや標準装備のビーム・サーベルなどで部隊を一掃する一撃離脱戦法を想定していた。

型式番号
F90D
頭頂高
14.8m
本体重量
8.9t
全備重量
21.3t
出力
3,160kW
推力
140,880kg
武装
4連グレネード・ラック、MSクラッカー、メガ・ガトリングガン、5連ロケット弾パック、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲

MISSION PACK

E-TYPE

E(Electronic)タイプは、索敵・電子戦に特化したミッションパック。敵部隊や基地の情報収集を行うべく開発されたミッションパックで、味方部隊から先行し、単独で運用されることが多い。F90本体に設けられた各所ハードポイントを活かした装備構成となっており、バックパックには、背部を覆うほどの大型レドームを備えているのが特徴。これにより、高い情報収集能力を獲得した。また、肩部、腰部には、それぞれ形状の異なる電子戦用のレーダーを装備。さらに携行兵器としても、電波阻害用に開発されたジャミング・ライフルが用意された。索敵・電子戦に特化したために戦闘には不適であり、友軍へ有利になるよう誘導をしながら回避・撤退行動が優先される。

型式番号
F90E
頭頂高
14.8m
本体重量
8.2t
全備重量
20.8t
出力
3,160kW
推力
74,760kg
武装
ジャミング・ライフル、バルカン砲
装備
レドーム、電子戦用レーダー(肩部、腰部)

MISSION PACK

F-TYPE

F(Fight)タイプは、近接戦闘の特化した格闘戦仕様のミッションパック。特徴となっているのは、両腕部に装着された可動式の腕部格闘装備で、使用時にはナックルを覆うように展開される。この状態で先端のビーム発生器からニードル状のビームを発生させることで、敵機装甲を突き刺す攻撃が可能となった。また、腰部にはフレキシブルなマウントラッチが追加され、先端の簡易マニピュレーターにビーム・サーベルを保持できる。これにより、腕部格闘装備展開時にもビーム・サーベルを使用でき、複数の敵に対応した。このほか、バックパックには推力偏向パドルを追加で装着。スピードを維持しながら急速な方向転換が行えるこのスラスターによって機体の運動性は大幅に向上し、格闘機としての総合的な性能が高められている。

型式番号
F90F
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
腕部格闘装備、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲

MISSION PACK

G-TYPE

G(Guards)タイプは、拠点や母艦などの警備・護衛を目的としたミッションパックのひとつ。使用されるのは両肩のハードポイントで、用途の異なる2種の大型兵装をジョイントする構成となっている。右肩に装備されるのは、大型のビーム兵器「マルチプル・ビーム・ウェポン」で、本体からビーム刃を発生・固定することで格闘兵器として使用できるだけでなく、ライフルモードに移行すれば先端部からビームによる射撃も行えた。大型ではあるが、肩のハードポイントとマニピュレーターの2ヶ所で支持しているため取り回しに優れ、その射撃範囲は広い。一方、左肩部には、上半身を覆うサイズの大型シールドが装備されている。このシールドは上下に可動する構造で、側面や上方からの攻撃に対し本体を防御する役目を果たした。これらの装備により、遠方から迫るミサイルの迎撃のみならず、MSとの格闘戦などにもフレキシブルに対応が可能となっていた。

型式番号
F90G
頭頂高
14.8m
本体重量
8.9t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
マルチプル・ビーム・ウェポン、大型シールド、バルカン砲、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル

MISSION PACK

H-TYPE

H(Hover)TYPEは、地上戦での高機動性を確保したミッションパックのひとつである。その名称にある通り、脚部と腰部側面・背面にホバー・システムを備えるのが大きな特徴で、水平移動やスラローム移動など、地表を滑るような高速機動を実現している(1G環境での最大走行速度は480km/h)。このホバー機構は、ジオン公国軍が一年戦争時に投入した陸戦モビルスーツMS-09 ドムに搭載されたものを参考に開発が行われたとされる。主武装となるのは両肩部にある4連ミサイル・ポッドで、大型のミサイルを装填できるタイプを装備。このほか右腕部に2連グレネード・パックを、左腕部にシールドをマウントしているほか、取り回しのよいビーム・ピストルを標準装備としている。これら強力なミサイルを中心とした武装群と、ホバー走行による優れた機動性を組み合わせることで、目標物に急速接近、砲撃を加えた後に戦場から離脱する高度な一撃離脱戦法を可能としていた。

型式番号
F90H
頭頂高
14.8m
本体重量
8.6t
全備重量
21.1t
出力
3,160KW
推力
122,470kg
武装
4連ミサイル・ポッド(×2)、2連グレネード・パック、ビーム・ピストル、シールド

MISSION PACK

I-TYPE

I(Intercept)タイプは、F90及びF90Ⅱのために用意されたミッションパックの1種で、迎撃・追撃をコンセプトとした仕様。F90Ⅱと同時期に開発されたと言われ、実際にF90Ⅱに装備されての運用が確認されている。
その最大の特徴は、機体の単独飛行を可能とする大型のフライト・シールドで、使用時には機体の底部に展開され、サブ・フライト・システムとして機能する。また、飛行時の加速力を得るべく、脚部に推力増加ユニットを装備し、安定的な飛行性能を獲得することに成功した。
武装面では、専用の兵器としてビーム・ランサーを備える。これは長尺のランサー部分による打突をはじめとした格闘兵器として使用できるほか、拡散型のビームを射出できる構造となっている。フライト・シールドによる単独飛行、さらに攻撃範囲が広いビームランサーを用いることにより、電撃的な一撃離脱戦法を可能とした。

型式番号
F90II I
頭頂高
15.1m
本体重量
9.7t
全備重量
29.6t
出力
4,150kW
推力
188,080kg
武装
ビーム・ランサー、マシン・キャノン、フライト・シールド、バルカン砲

MISSION PACK

J-TYPE

J(JACKET)タイプは、ガンダムF90に用意されたミッションパックの1種で、火器増強や防御力強化を視野に入れた増加装甲パーツで構成されている。一年戦争時に進められたモビルスーツ強化計画「FSWS計画」をベースに開発と実験が行われ、機体各所が増加装甲に覆われたフルアーマー仕様となっている。武装としては、バックパックから伸びるビーム・キャノン砲、右腕の2連ビームガン、左肩のミサイルのほか、胸部には連射性能に優れたマシンキャノンなど多彩な火器群を装備。マシンキャノンは、のちにF91の固定武装としてフィードバックされた。F90の標準装備であるビーム・サーベルはバックパックから左腕の増加装甲内に移され、マニピュレーターを使わずとも使用が可能。これにより、急な接近戦にも対応することが容易となった。
また、ミッションパック装備による重量増への対策として、脚部ユニットに小型ミノフスキー・クラフトを搭載する。だが、F90の特徴である高機動性を補うまでには至らず、目立った実験結果を残せなかったようだ。

型式番号
F90J
頭頂高
14.8m
本体重量
7.5t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ビーム・キャノン砲、2連ビームガン、ミサイル、胸部マシンキャノン、ビーム・サーベル、バルカン砲(×2)

MISSION PACK

K-TYPE

F90のために用意されたミッションパックのひとつで、拠点や母艦の防衛に特化しているのがK(Keep)タイプである。攻撃力よりも防衛力の向上を優先的に考えた持久戦仕様で、中でも試作型メガ・ビーム・シールドがその特徴となっている。腰部ジェネレーターと直結したケーブルによってダイレクトに出力を得るこのシールドは、機体を覆ってしまうほどのビーム・バリアを形成することが可能。敵MSやMAからのビーム攻撃や実弾攻撃を無効化した。
また、両肩のハードポイントにもIフィールド・ジェネレーターを各3基ずつ装備。メガ粒子砲ビームを機体から逸らすことでの防御が可能となっている。こうした特殊装備によって自機のほか周囲の機体や拠点を守る鉄壁の防御力を有する反面、攻撃力は僚機に頼るため、小隊運用を前提とした装備と言える。

型式番号
F90K
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
試作型メガ・ビーム・シールド、Iフィールド・ジェネレーター、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲

MISSION PACK

L-TYPE

L(Long Range)タイプは、超長距離からの狙撃のために設計された長射程仕様。特徴となっているのが長尺のロング・ライフルで、専用のバックパックと腰部のハードポイントを用いて砲を支える。砲身内にビーム誘導式のIフィールド形成技術が導入された結果、ビーム/実体弾どちらも発射できる画期的なシステムが採用された。
発射できるビームは拡散率を極限まで押さえたもので、その有効射程はサイド内のコロニー間距離と同等の100km以上を記録。一方のライフル弾は、弾体の周囲と後部にバーニア・ペレットが付属し、発射後にそれを起爆することで方向転換が可能な半誘導式が採用された。ライフル弾頭に搭載された記憶チップに進路を入力できる機構で、直線上にない敵や拠点に対しても狙撃が行えるのが利点。このほか、両腕部にはミサイル・ランチャーも追加で装着されている。
また、左肩には精密照準用複合センサーを、バックパックにはサーモ・スコープを搭載。遠距離からの確実な狙撃を考慮した装備構成となっている。

型式番号
F90IIL
頭頂高
15.1m
本体重量
11.5t
全備重量
27.2t
出力
4,290kW
推力
109,980kg
武装
連装ミサイル・ランチャー×2、ビーム・ライフル、ロング・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲

MISSION PACK

M-TYPE

M(Marine)タイプは、水中戦のために開発されたミッションパック。水中という特殊環境で運用するべく、ミッションパックの中でもかなり大掛かりなユニットが用意されている。特徴となっているのは、水中での推進力を得る4基の可動式ルーバー(羽根)付き大型ハイドロジェット。背部バックパックとして装着されるこのユニットにより、水中でも立体的な機動が可能となった。また、サーチライトやシュノーケルカメラなども追加装備されており、探査・索敵や戦闘に対応した。
武装としては、腕部の対MS用ミサイル「3連装マリン・ロケットパック」、脚部に対艦用魚雷「ホーミング・ピド―」、専用の携行兵器として予備弾倉パックも存在する6連装アロー・シューター、格闘用のヒート・コンバットナイフを装備。水中でビーム兵器が満足に使えない環境でも距離を問わない十分な戦闘能力を獲得した。

型式番号
F90M
頭頂高
14.8m
本体重量
9.5t
全備重量
22.5t
出力
3,160kW
推力
74,760kg
※ハイドロジェット用バックパック時:66,540kg
武装
3連装マリン・ロケットパック、ホーミング・ピドー、水中銃(6連装アロー・シューター)、ヒート・コンバットナイフ、バルカン砲

MISSION PACK

N-TYPE

N(Next)タイプは、F90の次期主力機の開発・研究のために開発されたミッションパックの1種。ウイングユニットを備えた本パックは、F90(及びF90 2号機)のバックパックを飛行形態「ハルファイター」への移行を行えるのが特徴で、変形時には圧倒的な加速力・機動力を発揮できた。また、追加武装として、専用のビーム・ライフル、シールドに加え、本機用に開発されたヒルトファンネルを装備する。6基備えたこのファンネルは、ビーム・ライフルに接続できるほか、単体でもヒート・ダガーを兼ねたダガーファンネルモード、ビーム刃を出すビーム・サーベルモードなど戦況に応じて役割を使い分けできる特性を有していた。
さらに、Nタイプの特性として、他のミッションパックとの併用が可能な点が挙げられる。中でもB‐TYPEやG‐TYPE、D‐TYPE、V‐TYPEなどとの併用が確認されており、「ハルファイター」によって総合性能の底上げも行えたようだ。同時に4つの併用による「FF-TYPE」も確認されている。こうした点に加え、本ミッションパックならではと言えるのが、サイコミュの搭載がある。ハルファイター接続時にはF90本体の制御も可能となるなど、「Next」の名称通り、MSを新たな次元にアップデートしようとする意図が組み込まれた仕様となっている。

型式番号
F90N
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ヒルトファンネル、シールド、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲

MISSION PACK

O-TYPE

O(Officer Type)タイプは、指揮官・士官用に開発されたF90のミッションパックのひとつ。部隊を統率する指揮官という役割に応じた強化・改良が行われ、バルカン砲と大型のブレードアンテナで構成された複合ユニットがバックパックに増設されている。このユニットによって牽制能力と通信能力が向上し、指揮官機として戦況をいち早く分析し、部隊の作戦行動に役立てることが可能となった。また、複合ユニットの増設に伴ってバックパックも改修され、上部に収納されていた2基のビーム・サーベルは、左腰に追加されたマウントラッチへと移動している。
このほか、武装として強化型ビーム・ライフルを新たに装備する。連射性を重視した通常モードのほか、破壊力を重視した高出力モードがあり、高出力モードでは砲身が延伸する構造となっていた。2つのモードの切り替えは自在に行えるため、後方支援や前線での戦闘など、機体を取り巻くあらゆる戦況に対応することができた。

型式番号
F90O
頭頂高
14.8m
本体重量
9.8t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
強化型ビーム・ライフル、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲(×4)、シールド

MISSION PACK

P-TYPE

P(PLUNGE)タイプは、ガンダムF90の装備バリエーション(ミッションパック)の1種で、ウェイブライダー形態の流れを汲む単独での地球降下が行える大気圏突入仕様。脚部のウイング兼ブースターをはじめ、左肩のビーム・キャノン、右肩のバルカン砲、そして腕部用のウイングシールドで構成されており、バックパックも専用パーツに換装されている。大気圏突入時には、バックパックが頭部をカバーする機首として展開されるほか、各パーツの変形によりMS形態から飛行形態へと移行し、高い揚力が得られるリフティングボディとして機能する。また、マグネット・コーティング技術を応用したこの変形にかかる所要時間はわずか2秒であり、地上降下後にはすぐにMS形態への復帰も可能となっていた。本タイプは大気圏突入時だけでなく宇宙での運用も可能で高速機動での戦闘も行えたようだ。主翼にミサイル懸架用のハードポイントを増設するプランも検討されていた。

型式番号
F90P
頭頂高
14.8m
本体重量
10.7t
全備重量
32.5t
出力
3,160kw
推力
74,760kg(F90本体)+ 12,320kg×10
武装
ビーム・キャノン、バルカン砲(×2)

MISSION PACK

Q-TYPE

Q(QUICK)タイプは、F90の高機動、敏捷性向上を図るために考案されたミッションパックの1種である。脚部、腰部、肩部などへのバーニア/アポジモーターの増設と、バックパックへの推進器の追加が行われた仕様で、評価実験においては優れた機動性を獲得することに成功。中でもアポジモーターの増設によって得られたデータは、本体の運用データと共に、後継機F91の開発にも大きく貢献したとされている。
Qタイプの特徴が、バックパックに備えた新機軸の推進器である。バインダー状になっており、左右2基ずつ装備するのが標準であるが、ハードポイントを用いて同じ推進器を増設したり、状況によって減らしたりすることも可能となっている。また、不要となった推進器を切り離して射出すれば、質量兵器としても効果を発揮したと言われる。

型式番号
F90Q
頭頂高
14.8m
本体重量
7.5t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ビーム・サーベル、バルカン砲(×2)、ビーム・ライフル

MISSION PACK

R-TYPE

Rタイプ(=Reconnoiter Type)は、ミノフスキー粒子散布下の偵察任務に特化したミッションパックである。大きな特徴となっているのは、光学式カメラユニットを前後左右に備えたステルスアーマーで、上半身を覆うように装着される。このアーマーは、機体稼働時の発熱をある程度遮断するプレートとして機能し、敵勢力のセンサーやレーダーによる捕捉を困難にするものであった。また、ステルスアーマー自体が分離・変形でき、単体の偵察ユニットとしての運用も行える。 このほか、両腕部に装備された光学式カメラガン・ユニットは、先端のカメラガンとユニット本体が巻取り式のワイヤーで接続されている。カメラガンのみを射出することができるため、広範囲の索敵や情報収集が可能となっていた。また両脚部には、機雷やダミーバルーンをセットできる追加ユニットを装備。偵察任務での交戦時や撤退時におけるサポート装備として使用でき、友軍の戦闘に大きく貢献する。

型式番号
F90R
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
バルカン砲、ビーム・サーベル、光学式カメラユニット搭載ステルスアーマー、光学式カメラガン・ユニット

MISSION PACK

S-TYPE

S(Support)タイプは、長距離支援に特化したミッションパック。ハードポイント各所に長射程砲やミサイルといった多彩な火器群を装備し、部隊の後方支援や長距離からの狙撃を可能とした仕様になっている。主武装は、肩部に装備されたメガ・ビーム・キャノンで、砲身が可動する機構を有し、射角を変更することができる。また、腰部リアに備えた支持ジャッキを使用して機体を固定すれば、より精度に優れた射撃が可能となった。
腕部には、腰部のエネルギータンクと直結した4連装ビーム・キャノンと、2連装ミサイル・ポッドが一体化した兵器ユニットを装着するほか、脚部には、翼とエンジンを搭載した自律誘導型のクルージング・ミサイルを装備。単機とは思えない驚異的な火力を実現した。
後に中距離支援機のF70 キャノンガンダムのベースとなり、量産モデルのF71 Gキャノンへと発展した。

型式番号
F90S
頭頂高
14.8m
本体重量
11.3t
全備重量
25.2t
出力
3,160kW
推力
74,760kg
武装
メガ・ビーム・キャノン、4連装ビーム・キャノン、2連装ミサイル・ポッド、クルージング・ミサイル、バルカン砲

MISSION PACK

T-TYPE

T(Tracer)TYPEは、圧倒的な防御力と火力、そして爆発的な加速性をF90に付与する大型のミッションパックである。追撃戦を目的としたA(Assault)-TYPEと共通点を有するこの仕様は、両肩に備えた大型のシールドと、背部に備えた長距離用の推進機を特徴とする。
両肩のハードポイントに装着されたシールドは、F90用に開発が進められていたパーツ群を流用したもので、アンチビーム・コーティングが施されている。加えて簡易ムーバブル・フレームと専用アームの採用によってフレキシブルに可動し、両腕の動きを妨げることなく本体をカバー。さらにシールドの内側には2連ビーム・ガンも装備されており、火力の増強も行われている。
背部に備えられた長距離用推進機は、A-TYPEのプロペラント・タンクをベースに急遽開発されたもの。大型ブースターと左右のバーニア・ユニットで構成されており、加速力や機動力の向上が図られた。この装備は、ティターンズ製の可変MSや、記録からは抹消されたGPシリーズが参考になっているとも言われており、MSの新たな可能性を探る意図もあったと見られる。

型式番号
F90T
頭頂高
14.8m
本体重量
8.9t
全備重量
80t
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、バルカン砲、大型シールド(2連ビーム・ガン内蔵)、長距離用推進機

MISSION PACK

U-TYPE

U(Up-Lift Type)タイプは、大気圏離脱を行うために開発されたミッションパック。F90はミッションパックの使用によって宇宙、地上双方で運用できる全領域型の機体であるが、大気圏離脱の際には、出力と推力を補う大型のブースターパックを接続する必要がある。このブースターパックは、円筒形のブースター部分をバックパックにジョイントする方式となっているが、バックパックのみではその重量を支えるのが不可能なことから、腰部や脚部、肩部に備えたハードポイントも用いて機体とロックする構造となっていた。併せて、頭部やコクピットなど最重要機関を保護するべく、上半身前面を覆う高耐久性のカバーパーツが装着される。大気圏離脱後は、ブースター本体やカバーパーツが速やかに本体から分離され(ブースター本体は小型機によって回収される)、すぐに戦闘へと移行できるシステムとなっている。

型式番号
F90U
頭頂高
14.8m
本体重量
9.8t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、バルカン砲、シールド

MISSION PACK

V-TYPE

Vタイプは、V.S.B.R.(ヴェスバー=Variable Speed Beam Rifle)と呼ばれる新型射撃兵器を装備し、その試験運用を主眼としたミッションパックである。バックパックに装備されるヴェスバーは、射角を自在に変更できる可動式のビーム・キャノンで、ジェネレーターから直接エネルギーの供給が受けられる機構となっていた。これにより絶大な破壊力を得たほか、ビーム・ライフル、ビーム・サーベルなどほかの携行兵器との併用も可能なため、中距離戦闘での攻撃の幅を大きく広げた。併せて機体本体も、ヴェスバーの装備を前提とした次期主力機のテストベースとなっており、複数の新機構が加えられている。肩部と脚部に備えられた放熱フィン兼スタビライザーによって機体の安定性が高められたほか、左肘にはビーム・シールドの発生口を備え、展開時にはビーム攻撃の無効化を実現。ヴェスバーのみならずこうした意欲的な装備は、サナリィ製の次世代エース用主力機であるF91にも引き継がれることとなった。

型式番号
F90V
頭頂高
14.8m
本体重量
8.7t
全備重量
21.5t
出力
4,420kw
推力
758,500kg
武装
バルカン砲、ヴェスバー、メガ・ガトリングガン、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル

MISSION PACK

W-TYPE

Wタイプ(=Warbird Type)は、“軍用機”との名称が示す通り、ミッションパックを用いて飛行形態への移行を実現した仕様である。本パック専用のバックパックに搭載された推進機関「試製ミノフスキードライブ」の稼働検証機であり、バックパックのほか肩部、腕部、腰部にオプションパーツを装着する方式となっていた。
飛行形態時には、肩部の追加パーツが跳ね上がり、バックパックから前方に展開されたノーズパーツと共に機首を構成(この際、頭部はパーツ内に格納される)。これと連動してバックパック本体からはビーム・キャノンが露出する構造で、飛行形態のまま戦闘を行うことも可能であった。また、ミノフスキードライブの稼働を示すビームがウイングパーツから展開されるのも特徴となっている。
モビルスーツ形態でも運用できるものの、腕部と腰部の追加パーツはランディングギアとして機能するなど、基本的には飛行形態での「ミノフスキードライブ」検証に特化したタイプであった。

型式番号
F90W
頭頂高
14.8m
本体重量
Now Reserching...
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・キャノン

F90IIIY CLUSTER GUNDAM

クラスターガンダム

サナリィが開発したF90シリーズの1機。F90を冠するナンバリングとしては3番目となるため、「F90サード」とも呼称される。F(フォーミュラ)計画は、F91の完成によって一応の到達点を迎えたが、同時期に開発された超高性能機を、F90と同等のテストベッドとして使用することを検討した結果、本機の開発に繋がった。その最大の特徴はコア・ブロック・システムの採用であり、コクピット部がコア・ファイターへと分離・独立し、単独運用できる機構を有する。このシステムを採用したのは、パイロットの生存確率向上のほか、コア・ファイターにデータ管理と管制中枢を集約することで、データ漏洩を防止する目的もあったとされる。
一方で、機体各所には10基のハードポイントが備えられており、F90シリーズの多彩なオプション兵器を戦況に応じて使い分けることが可能。また、武装には、大出力火器であるメガ・ビーム・バズーカや、機体と分離した状態でも稼働できる新型のビーム・シールドを装備し、高い戦闘力を確保している。パイロットを務めたのは地球連邦軍所属のウォルフ・ライルで、本機に搭乗後、デス・ガンズ隊と交戦した。

型式番号
F90ⅢY
頭頂高
15.0m
本体重量
9.7t
全備重量
26.5t
出力
4.550kW
推力
120.760kg
武装
バルカン砲、ビーム・バルカン、ビーム・ライフル、メガ・ビーム・バズーカ、ビーム・サーベル、ビーム・シールド

MOBILE SUIT GUNDAM F90 UNIT 2

ガンダムF90 2号機

サナリィが「フォーミュラ計画」の一環として開発したモビルスーツ「F90」は、その高性能と革新性から、U.C.112、地球連邦軍の次世代主力機として量産が検討されるに至った。技術立証用としてまず2体が試作され、どちらもU.C.120には、第13実験戦団(第13独立機動艦隊)の所属機として運用テストが行われている。だが、そのうちの1体がジオン残党軍「オールズモビル」によって強奪されてしまう。ここで強奪された機体が、F90 2号機である。
2号機は、同時期に開発された1号機とほぼ同性能であり、本体の小型化、各所に備えたハードポイントによる高い拡張性、それに連動した多彩なオプション兵装など、F90たる特徴もすべて備えられていた。一方で、搭載する疑似人格コンピューターに違いがあり、1号機にアムロ・レイの戦闘プログラムがインストールされていたのに対し、2号機にはシャア・アズナブルの戦闘プログラムがインストールされていたと言われている。
オールズモビルの所属機となってからは、火星独立ジオン軍仕様としてカラーリングも含む大幅な改良を施された上で戦場に投入され、ギラ・ドーガ改やジェガンを撃破する戦果を挙げた。その後、戦闘の末に連邦軍が機体の奪還に成功。彼らは破損箇所の修復を兼ねた全面リニューアルを施し、F90IIとして機体を蘇らせた。

型式番号
F90-2
頭頂高
14.8m
本体重量
7.5t
全備重量
17.8t
出力
3,160kW
推力
74,760kg
武装
バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールド

MISSION PACK

I-TYPE 木星決戦仕様

F90IIと同時に開発されたI(Intercept)タイプは、追撃・迎撃をコンセプトにしたミッションパックであり、サブ・フライト・システムとしても機能するフライト・シールドを中心とした構成となっている。U.C.120、F90IIに装着された状態で出撃したことで知られるが、その16年後のU.C.136、F90IIではなくF90に装着され、運用されたとの記録も残されている。
この際のIタイプは、機体が参加した作戦に合わせて「木星決戦仕様」と呼称されており、主武装であったビーム・ランサーの代わりに、核ミサイルを搭載する5連装ミサイル・ランチャーとビーム・ライフルが一体化したショット・ランサーが装備された。またIタイプの中核であるフライト・シールドも、「RB」のマーキングが加えられたものとなっている。本体となるF90も運用当時はすでに旧型であったが、可能な限りの改修とベテランパイロットであるミノル・スズキの技術により、Iタイプの能力を最大限に引き出すことが可能となっていた。

登場作品:機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人

型式番号
F90 I
頭頂高
14.8m
本体重量
9.7t
全備重量
Now Reserching...
出力
Now Reserching...
推力
Now Reserching...
武装
ショット・ランサー(5連装ミサイル・ランチャー+ビーム・サーベル)、フライト・シールド、バルカン砲 他

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人

OMS-90R GUNDAM F90
[MARS INDEPENDENT ZEON FORCES TYPE]

ガンダムF90 2号機
火星独立ジオン軍仕様

シャア・アズナブルの戦闘プログラムがインストールされていたと言われるF90の2号機を、オールズモビルの火星独立ジオン軍が強奪、独自に改修を施した仕様。高い拡張性と換装機構、それを活かすための多彩なミッションパックがF90の特徴と言えたが、ミッションパックを持たないオールズモビルは、単体のモビルスーツとしての性能や、整備性の向上を図るための改修に着手。性能強化に加え、保有する整備部品・余剰パーツとの互換性も考慮した結果、センサーの大型化やアポジモーターの増設、左肩のスパイクアーマー追加などが行われ、外装の8割が変更されることになった。動力パイプが露出した構造や、白と赤を基調としたカラーリングも含め、ガンダムタイプでありながら、ジオン系モビルスーツに近い意匠となっているのはそのためである。
機体には、地球連邦軍の大尉で、オールズモビルのスパイであったボッシュが乗り込み、シド・アンバーのギラ・ドーガ改やエリクのジェガンを撃墜する戦果を挙げている。その後、デフ・スタリオンが運用するF90との交戦で撃破される。機体は再び連邦軍に回収されている。

型式番号
OMS-90R
頭頂高
15.2m
本体重量
15.2t
全備重量
20.2t
出力
3,160kW
推力
Now Reserching...
武装
頭部バルカン砲、ビーム・マシンガン、ビーム・サーベル、対MS用グレネード