極刑に処された者など、犯罪者ばかりで構成された地球連邦軍の特殊部隊で、正式名称は第20機械化混成部隊。メンバーは豊かな才能を持つMSパイロット4名(トラヴィス、フレッド、マーヴィン、エドワード)と情報解析のエキスパート1名(ドリス)の計5名で、罪状の抹消を条件にして集められた。そうした背景もあり、司令官グレイヴの正体をはじめ、部隊の詳細は秘匿されていた。
主に非合法な任務を担当しており、時には味方部隊の殲滅や有力者の暗殺など「汚れ役」を任された。だが、オデッサ作戦以降、彼らは邪魔者として友軍からも追われる立場となり、ジオン公国軍のマルコシアス隊と共闘する道を選んでいる。 隊の結成当初、彼らに主力機として与えられたのが、汎用性に優れた陸戦型ジムである。パイロットの特性に合わせて改良されており、フレッドは格闘戦仕様、マーヴィンはウェポンラック装備の後方支援機となっていた。上位機種が隊に供給されたあとも1機が残され、普段は輸送機を操縦するエドワードが搭乗したとの記録が残されている。