“武人の鑑”と称された、ジオン公国軍の指揮官/MSパイロット。
一年戦争時は、アフリカ戦線の方面軍司令として活躍。終結後も秘密裏に整備したキンバライト鉱山基地に残存戦力を集め、地球連邦軍への抵抗を続けた。
キンバライトには、一年戦争後期に生産されたザクII F2型が多く集められていたが、胴体と脚部でカラーが異なる現地改修機など、逼迫した情勢を窺わせる仕様も見られた。ビッター専用機も存在し、ブレード・アンテナとロケット・ブースターを装着したタイプになっている。
U.C.0083、デラーズ・フリートが蜂起するとビッターは彼らに協力、アナベル・ガトーとガンダム試作2号機を迎え入れた。ガトーを再び宇宙へと送還するべく、ビッターは連邦軍のアルビオン隊を引きつける陽動作戦を、すでに10機のみとなっていたザクII F2型を中心に敢行。 ビッターも専用機で作戦に参加し、ガトーとガンダムを乗せたHLV打ち上げを、自らの命と引き換えに成功に導いている。