新生ネオ・ジオンに所属するMSパイロット。地球連邦軍のオーガスタ研究所出身で、当時行われていた強制的な肉体・精神強化により、記憶障害など多くの副作用に苦しんでいる。
一年戦争時、彼女は特殊操縦システム「HADES」を搭載するペイルライダーのパイロットとしてア・バオア・クー戦に参加。だが、ジオン公国軍のマルコシアス隊との交戦によってペイルライダーが行動不能となり、クロエ自身も記憶障害を起こしたため、マルコシアス隊のヴィンセント・グライスナーに保護された。以降は彼を慕って連邦軍を離反し、反連邦組織や新生ネオ・ジオンの一員として戦闘に参加した。
愛機であるペイルライダーも、新生ネオ・ジオン時代には、HADES以外全面改修が施されたトーリスリッターへと変貌を遂げていた。この機体は、ハイパー・ナックル・バスターやインコム、トライ・ブレードといった武装群や隠し腕(サブ・アーム)の搭載によって多彩な攻撃が可能であり、HADES発動時には驚異的な戦闘力を発揮する予定であった。だが、クィン・マンサなどを投入したネオ・ジオン残党(グレミー派)との交戦の際、すでに限界を迎えていたHADESが自壊。だがクロエは機体からの脱出に成功し、一命を取り留めた。