第3回「LBXを簡単塗装してみよう」

大人気発売中のダンボール戦機のプラモデル「LBXシリーズ」。
1/1スケール・手の平サイズのプラモデルで、様々なLBXが続々ラインナップ!
前回はテーマに沿ってLBXのパーツを組み替えてカスタマイズする遊び方を紹介したが、今回はカスタマイズの王道である、塗装を紹介するぞ!
パーツの組み換えに加えて塗装をすることで、「世界に一つだけのLBX」を作り上げる事ができる!
組み換えで作り上げたLBXを自分だけのオリジナルカラーにしてみよう!!

今回使用する工具一式

今回使用する工具を並べてみたぞ。

  • スミ入れ用マーカー
  • 消しゴム
  • 模型用マーカー各種
  • リタッチ用のつまようじ、カッター
  • 塗料皿

これらはすべて、絶対に必要というわけではないので、この後紹介する塗装の方法によって使い分けてみよう。
なお、1~6はすべて電気屋さんや模型屋さんで手に入るぞ。

スミ入れ用マーカー、模型用マーカーは必要な色を選んでそろえよう。1本ずつでも買えるが、写真のような何本かがセットになったものだと、いろいろなパターンにも対応しやすくておススメだ。

消しゴム、カッターなどは普段使っているもので問題ないぞ。刃物を使う際にはケガをしないように気を付けよう!

スミ入れをしてみよう!

上の写真を見比べてみよう。左が何もしていない状態、右がスミ入れをした状態だ。パーツのくぼんだところに色がついたことで、陰影が強調されて、より立体的に見えている。

このようにパーツの表面にあるくぼんだ場所に、塗料を流し込んで色を付ける方法を「スミ入れ」というぞ。

それでは、さっそくスミ入れ専用マーカーを使ってスミ入れをしてみよう!

前回のカスタマイズ回で作った近接戦闘タイプのLBXをスミ入れしてみるぞ。

まずは、手元のキットの全体を見て、スミ入れをする箇所を確認しよう。すべてのくぼみにスミ入れすることで、必ずしもカッコよくなるとは限らない。スミ入れをしては確認を繰り返し、全体のバランスも見ながら慎重に進めよう。

スミ入れをする箇所を決めたら、次は何色を使うかを考えよう。パーツが「白」の場合、スミ入れは「グレー」、同様に青→紺、赤→茶、黄→オレンジといった同系色で一段濃い色を用いてスミ入れすると、色がなじみやすく、相性が良いぞ。ただし、これも必ずしも上記の表が正しいという事ではないから、とらわれすぎないように注意!

この部分にスミ入れしてみるぞ!

まずは脚部のつま先の白にグレーでスミ入れしてみるぞ。
※流し込みタイプのスミ入れペンは、他のマーカーを塗装した上から使用すると、下地の色がにじんでしまうので気を付けよう!

スミ入れ用マーカーのペン先をくぼみの箇所に押し付けよう。そうすると塗料がミゾに流れ込んでいくぞ。押し付けたまま、塗料が端まで行き届くのをしばらく待とう。

同じ要領で、両脚のつま先に塗料を流し込んだ状態。

塗料がはみ出してしまっても簡単に修正ができるので、慌てないようにしよう!

はみ出してしまった場合はプラスチック消しゴムで消す事ができるぞ。消しゴムをはみ出た箇所に当てたら、ミゾの方向と垂直に消しゴムを動かそう。同じ方向に動かすと、せっかくスミ入れした塗料が落ちてしまうぞ。

スミ入れ用マーカー専用の消しペンもあるぞ。はみ出た部分をこのペンでなぞる事で色を落とす事ができる。

スミ入れ用マーカーはシャープペンシルでも代用する事もできるぞ。はみ出た場合は、同じようにプラスチック消しゴムで消そう。

写真の右側がパーツにスミ入れした状態。
パーツの陰影が強調されてカッコよく仕上がっている。

模型用マーカーで塗装してみよう!!

スミ入れが終わったカッコよくなったLBXだが、いろいろな機体のパーツを使用しているせいで、全体の色に統一感がない。

模型用マーカーで部分的に塗装する事で、統一感を出してみることにしよう!

模型用マーカーは、いろいろな色が発売されているぞ!売り場で実際に見て、イメージに合う色を探してみよう!

今回は、本体のここを塗装してみるぞ!肩は胴体の色に合わせて紫に、腰は太腿の色に合わせてスカイブルーに塗ることにしたぞ!

さらに武器をシルバーにすることで、重厚な小刀っぽく仕上げてみるぞ!メタリック系を使うと金属みたいな質感が出てカッコいいぞ!

模型用マーカーは、使用する前に矢印の方向によく振っておこう(10回程度)。

その後、硬いものの上にペン先を押し付けよう。使用前は真っ白なペン先だが、何度も押し付ける事で塗料がペン先に染みだしてくるぞ。

ペン先に十分な塗料がたまったら、パーツを塗っていこう。

小さなパーツはクリップなどで持ち手を付けて塗ると、パーツに手で触れる事もなくなり汚れなくて済むぞ。

広い場所は一回ですべて塗ろうと思わず、ある程度塗ったところで、乾燥させよう。

一方向にペン先を動かして塗るのがコツ!塗ムラが出来ても大丈夫。焦らずに塗っていこう。

一度、乾燥させたパーツをもう一回重ねて塗ることで塗ムラがなくなりキレイに仕上がるぞ。

2回塗り終わった状態。乾く前に何度も塗ってしまうとキレイに出来ないので、焦らず乾かしながら上塗りしていこう。

太いペン先では塗りにくい細かい部分は、塗料皿にペン先を何度も押し付ける事で塗料を出して筆で塗るといいぞ

塗料皿に出して筆で塗る場合は、複数の色を混ぜて、お店に売っている模型用マーカーにはない色を作る事もできるぞ。

追加で写真の箇所を塗装する事にしてみるぞ!面積は広くないが、いずれも効果的な場所ばかりだ。なお、頭部の箇所は、すでに貼られているシールをはがしてから塗るぞ。

ひたいを塗装した状態。上の部分が少しはみ出してしまった。

はみ出た場合は、ある程度乾燥させてから、つまようじやカッターで「カリカリ」と削り取る事ができるぞ。
※刃物を使用する際は、手を切らないよう十分に注意しよう!

今回はカッターで削り取ってみた。パーツを傷つけないように慎重に行おう。

追加分をすべて塗り終えた状態。少ない面積だが色が増える事で、精密感が増すぞ!

同じ要領で残りの、腰のスカイブルー、武器のシルバーも塗り終わり、全てのパーツを塗り終えた状態

オリジナルカラーのLBX完成!!!

塗装前と比べても、全体の色のまとまりもでてきて明らかに見栄えが良くなったぞ!
世界で1体しかないキミだけのLBXの誕生だ!!

完成!!・・・となったわけだが、、もう少し色の統一感を高めて、見た目の印象を大きく変えてみる。全体の中でもひときわめだつ頭部のトサカ状のパーツ、目の下の赤のパーツを紫に塗ってみよう。

どうだろうか?紫のパーツが増える事で色の統一感がでて、見た目の印象ががらりと変わってきたはずだ。

こうして、徐々に塗る箇所を増やして、ちょっとずづ印象を調整していけるのもの塗装の楽しさの一つだ!

製作後記

今回は、簡単に手に入る工具を使用して、オリジナルカラーのLBXの作り方を紹介。
組み換えだけでも簡単にオリジナルLBXを作る事はできるが、自分だけのカラーリングにすることでオリジナリティが増して、LBXカスタマイズの世界がさらに広がるぞ!

今回の方法でオリジナルカラーリングLBXが完成したら、ぜひキミだけのLBXの写真を「タイニーオービットの新LBX開発室」までバンバン投稿してくれ!

》タイニーオービットの新LBX開発室

いろいろな楽しみかたができるLBXシリーズ。ぜひLBXシリーズで作り上げる楽しさ・よろこびを感じて欲しい!
次回はベース製作編!
乞うご期待!!

©創通・サンライズ

PAGETOP