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ガンダムエクシアになった経緯
これまでSHCM Proで『ガンダム』『シャア専用ザク』『量産型ザク』と発売してきましたが、第4弾としてMGやPG、SHCMのように番組放送中には発売されにくいシリーズから『ガンダムエクシア』を完全に再現できたということには、驚かれた方も多かったかもしれません。
私の中では「ガンダム00」の世界観はこれまでのガンダムシリーズと違って西暦を舞台にしているので「新世代のガンダム」というイメージがありました。
その中の主役である「ガンダムエクシア」はプロポーションのバランスのよさや、動力に太陽炉を使用したりと、まさに「新世代のガンダム」というイメージですごくはまってしまい、これをSHCM Proで表現したら今までと違ったSHCM Proができるのではないか、これまでの商品の中で一番「ガンダムエクシア」を表現しつくしたものにしたい!という熱意のもと企画書を作り社内にて商品化プレゼンテーションをしました。 HCM Proやプラモデルはこれまでもメカデザイナーの海老川兼武さんに監修をしていただいていたので、HCMエクシアの開発者ではなかった私は、是非今回のSHCM Proも監修いただこうと他の商品の監修に同行して、胸のうちを話しました。
その思いに同意を頂き、番組放送中の忙しい時期に、しかも精密構造を持つSHCMのためにオリジナルデザインを描こうと海老川さんが言って下さいました。
全体のプロポーションに関して
 全体のプロポーションはこれまでのエクシアと少し違った、筋肉など肉感的な形状の流れを意識しています。
 前腕やモモ、スネにかけての流れなど、曲線一つ一つを丁寧に指示を頂き調整を行いました。



 そこに動きの部分、より派手なアクション性を表現するために、
こちらからも間接位置や、ギミックを提案して海老川さんと相談しつつシルエットの調整をしていきました。



「デザインと構造」という相反する部分も細かく調整を行っています。

ディテールに関して
 SHCM Proコンセプトの一つである「超精密」を意識して今までのガンダムエクシアよりも全体的に凹凸のあるメリハリをつけた密度の濃いものになっています。
 SHCM Proのシルエットに合わせて面積が広くなってしまう部分にディテールを追加したり、パーツ分割も意識していただいて、スカートの裏やシールドの裏面など新たに書き起こして頂いています。(※1 図参照)
 また、今回ガンダムエクシア初ギミックとしてガンダム00の世界のキーアイテムであるGNドライヴの着脱ギミックを表現しています。(※2 図参照)
 GNドライヴの構造を理解する上でのモールドなどはまさにSHCM Proならではのオリジナルのディティールです。


(※1 シールド裏の監修)


(※2 GNドライヴの着脱)

それ以外にも、胸のインテークの奥をクリアグリーンにしたり完成品モデルならではの表現方法も海老川さんから頂戴したアイデアを盛り込んでいます。
このほかにもいろいろなギミックが盛り込まれていますので、商品で是非確かめてみてください。



それ以外にもこれまでのガンダムエクシアとは違った表現などを盛り込んであります。
史上最高のエクシアモデルですので、一味違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
ガンダムエクシアのファンの方のみならず、HCM Proやプラモデルファンの方々にも部位やパーツ、曲面までのこだわりを是非手にとって体感していただければさらに思わぬところに発見があると思います。

開発者コメントは第2回、第3回とまだ続きますので、是非ご期待ください!!
次回は「開発者としてのこだわりポイントと可動ギミック」をお伝えしようと思います。
<<開発担当 M>>