第3回「MG 1/100 デルタプラス」にガンダムデカールDXを使ってみよう 編
今回もガンダムデカールDX第2弾、ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)を使用した成型色仕上げでの製作方法をご紹介していきたいと思います。
今回はMGデルタプラスを使用し、成型色を活かすプラス部分塗装で製作していきたいと思います。
ガンダムデカールDX02は1/144スケール推奨になっていますが、
部隊マークなどMGキットにも使用することもできますので使用例をご紹介していきたいと思います。
ガンダムデカールDX02
ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)の図柄です。数多くのマーキングがデカール化された魅力的な構成になっています。 | 連邦軍やロンドベル、エコーズのマークやラーカイラム、ゼネラルレビルといった艦艇の表記もデカール化されています。 | ネオジオンのマークや袖章は発色が美しいゴールドでもデカール化されています。 |
コーション類、ナンバー、ラインデカールも付属しております。 |
今回使用する「MG 1/100 デルタプラス」
パッケージです。 | 説明書には各種設定が掲載されています。全身図などを見て、デカールを貼る箇所を検討していきましょう。 | パーツのランナー状態です。 Aランナー |
Bランナー | Cランナー | Dランナー |
Eランナー | Fランナー | Gランナー ※2枚あります |
Hランナー | Iランナー | Jランナー |
Kランナー | ビーム・サーベル、カラーシール、マーキングシール、ガンダムデカール |
それでは各部を組み立てていきましょう
頭部・胸部完成画像 カメラ部はクリアパーツで再現されています。目のカメラ部はシールを綿棒、つまようじなどでしっかり貼りこんでいきます。 パーツはこれまでと同様にパーツをランナーから切りはずし、ゲート部分をカッター、デザインナイフ等で処理していきましょう。 |
胸部完成画像 ゲート跡は仮組みをした後、タッチアップして目立たないようにしていきます。 |
腕部完成画像 |
腰部完成画像 | 脚部完成画像 | フレキシブルバインダー完成画像 |
ビーム・ライフル、シールド、ビーム・ライフル |
仮組みが完了した状態です。デルタプラスの特徴的なシルエットを見事に再現したキットで、ウェイブライダーへの変形も可能です。 |
仮組みが終わったらゲート部のタッチアップをしていきましょう。パーツを切った状態だと、ゲート跡が白化しているのが分かります。 | 本体色グレー部のタッチアップには、MSホワイト65%+ミディアムブルー35%で調色した塗料を使用しました。 | 関節部、本体ブルー部のタッチアップにはリアルタッチマーカーのグレー1とブルー1をそれぞれ使用しました。 ゲート部分にマーカー塗った後、綿棒等で余分な塗料を拭くことで、ゲート跡に塗料がなじみ白化した部分も目立たなくなります。 |
頭部バルカン部はメッキシルバーNEXTを筆塗りしました。 部分塗装後、各部にブラック+グレーのエナメル塗料で墨入れをしていきます。塗料は【塗料1:溶剤3】の比率で薄めて使用します。溶剤は揮発性の高いペトロール(油彩用溶剤)を使用しました。 塗料をつけすぎるとパーツの隙間に塗料が入り込み、割れの原因になりますので慎重に塗っていきましょう。 |
各部の部分塗装、墨入れが完了した状態です。キット素組みからより締まった印象になってきました。 |
デカールを各部に貼っていきます
肩アーマーなどにロンドベル、EFSFのマークを貼っていきます。 使用するマークを丁寧に切り出していきましょう。切り出す際、他のマークに傷をつけないよう注意してください。 |
ガンダムデカールDXにはコーションマークも入っていますので、ホワイト、レッドのマークを全体に貼っていきます。 デカールは位置を調整してから、綿棒等で押して気泡、水分を取っておきます。 |
シールドにも連邦マーク等を貼っていきます。下地が濃い色でも綺麗に発色しているのが分かります。 |
全体のバランスを確認しながら各所にコーションマークを貼っていきます。デカールはマークセッターでしっかり固定しておきましょう。 | バインダー部にはキット付属のマーキングシールを使用しました。 マーキングシールは粘着力が強いので、少し水に浸してから貼ると位置決めがしやすくなります。 |
大判のNA(ネェル・アーガマ)マークはキット付属のガンダムデカールを使用しました。 ガンダムデカールは切り出してから、ずれないようにセロテープ等で固定しボールペンなどでこすりつけて定着させます。 |
全体にデカールを貼った状態です。全体のバランスやマークのずれ、剥がれがないか確認しておきましょう。 | デカールを充分に乾燥させ、カメラ部をマスキングしてからつや消しでトップコートをしていきます。 乾燥した後メインカメラ等にカラーシールを貼り、いよいよデルタプラスの完成です! |
MG デルタプラスの完成
成型色を活かした製作に加え、ガンダムデカールDXを使用することで密度感も高まり見栄えのする作品に仕上がりました。 MGならではの存在感も作品の魅力になっています。 |
ビーム・ライフル、シールドを装備。 |
キットは可動範囲も広く、様々なポージングが楽しめます。 |
アクションベース1(別売)を使用すれば、可動範囲を活かし様々なポーズをとることもできます。飛行シーンなど劇中のイメージでディスプレイすることができます。 |
ビーム・サーベルを装備。 | 頭部アップ画像です。 |
今回製作したHGUCジェスタ、HGUCバンシィ(デストロイモード)、MGデルタプラスの画像です。 |
製作後記
今回はMGデルタプラスを題材に、ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)を使用した成型色仕上げの製作方法をご紹介しました。
様々なマークがデカール化されたガンダムデカールDX02を使用することにより、MGキットでも様々な機体製作、仕上げ方を楽しむことができます。 成型色仕上げは、お手軽にガンプラを楽しめるオススメの製作方法です。ひと手間加えることで、キットの魅力をさらに引き出し完成度を高める満足感を味わえることが大きな魅力です。
MGシリーズはキットのボリュームもあるので、全塗装まではなかなか時間がとれない、手軽に楽しみたいという方には成型色仕上げや部分塗装がオススメです。 ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)には部隊マークなど様々なデカールが入っておりますので、劇中に登場する機体やバリエーション機体の再現、オリジナル設定の機体製作にまで使用できるのが大きな魅力です。 高精細で色鮮やかなガンダムデカールDXでさらに広がるガンプラ製作の世界、皆様も自分好みの機体でガンプラ製作を是非楽しんでみてください!※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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ガンダムデカールDX02再販!【10月再販】