第2回「HGUC 1/144 バンシィ(デストロイモード)」をグロス仕上げで製作 編
今回もガンダムデカールDX第2弾、ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)を使用した成型色仕上げでの製作方法をご紹介していきたいと思います。
今回はHGUCバンシィ(デストロイモード)を使用し、成型色を活かすプラス部分塗装、グロス仕上げで製作していきたいと思います。
ガンダムデカールDX02には部隊マークの他に、発色のよいゴールドのマークも入っていますので、ポイント的に使用していきたいと思います。
今回も楽しんで製作していきましょう! ガンダムデカールDX02
ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)の図柄です。数多くのマーキングがデカール化された魅力的な構成になっています。 | 連邦軍やロンドベル、エコーズのマークやラーカイラム、ゼネラルレビルといった艦艇の表記もデカール化されています。 | ネオジオンのマークや袖章は発色が美しいゴールドでもデカール化されています。 |
コーション類、ナンバー、ラインデカールも付属しております。 |
今回使用する「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(デストロイモード)」
パッケージです。 | 説明書には各種設定が掲載されています。全身図を見て、デカールを貼る箇所を検討していきましょう。 | パーツのランナー状態です。 Aランナー |
Bランナー | Cランナー | Dランナー |
Eランナー | Fランナー | Gランナー |
ポリキャップ、シール |
キットを仮組みしていきましょう
サイコフレームのパーツに、今回Mr.クリスタルカラーのトパーズゴールドを吹き、発光状態を再現してみました。左側が塗装した状態のパーツになり、角度によって光彩が変わります。 | アンテナ、胸周りはMr.メタルカラーのスーパーゴールドで塗装しました。 | それでは各部を組み立てていきましょう。頭部のカメラ部はシールを綿棒、つまようじなどでしっかり貼りこんでいきます。 パーツはジェスタと同様にパーツをランナーから切りはずし、ゲート部分をカッター、デザインナイフ等で処理していきましょう。 |
頭部完成画像 カメラ部はクリアパーツで再現されています。 |
胸部完成画像 ゲート跡は仮組みをした後、タッチアップして目立たないようにしていきます。 |
腰部完成画像 |
腕部完成画像 | 脚部完成画像 |
部分塗装をしていきましょう
バーニアをスーパーアイアン、脚部ダクト部分をスーパーゴールドで塗装しました。 | 同様に腰部サイドスカートのダクト部分もスーパーゴールドで塗装していきます。はみ出した部分はシンナーで拭き取ったり、デザインナイフで剥がすことができるのも成型色フィニシュの良いところです。 | 脚部のAランナー35番パーツもダクト部分をスーパーゴールドで塗装しておきます。 |
次にゲート跡をタッチアップして目立たなくさせていきます。パーツを切った状態だと、ゲート跡が白化しているのが分かります。 | タッチアップにはリアルタッチマーカーのブルー1とグレー3を使用しました。ゲート部分にマーカー塗った後、綿棒等で余分な塗料を拭くことで、ゲート跡に塗料がなじみ白化した部分も目立たなくなります。 | 部分塗装後、各部にブラック+グレーのエナメル塗料で墨入れをしていきます。塗料は【塗料1:溶剤3】の比率で薄めて使用します。溶剤は揮発性の高いペトロール(油彩用溶剤)を使用しました。 塗料をつけすぎるとパーツの隙間に塗料が入り込み、割れの原因になりますので慎重に塗っていきましょう。 |
各部の部分塗装、墨入れが完了した状態です。キット素組みからより締まった印象になってきました。 |
デカールを各部に貼っていきます
まずゴールドのアインデカールをアクセントとして各部に貼っていきます。ラインデカールはまず大まかに切り出して、1本ずつ切り離していくと作業がしやすいです。 | 肩アーマーにはアナハイム、ビスト財団のマークを貼っていきます。 使用するマークを丁寧に切り出していきましょう。切り出す際、他のマークに傷をつけないよう注意してください。 |
上半身にラインデカール等を貼った状態です。 デカールは位置を調整してから、綿棒等で押して気泡、水分を取っておきます。 |
ガンダムデカールDXにはコーションマークも入っていますので、ホワイトのマークを中心に全体に貼っていきます。 | 全体のバランスを確認しながら各所にコーションマークを貼っていきます。 デカールはマークセッターでしっかり固定しておきましょう。 |
全体にデカールを貼った状態です。全体のバランスやマークのずれ、剥がれがないか確認しておきましょう。 | デカールを充分に乾燥させ、光沢でトップコートをしていきます。乾燥したらいよいよ完成です! |
HGUC バンシィ(デストロイモード)の完成
成型色を活かした製作に加え、ガンダムデカールDXを使用することで見栄えのする作品に仕上がりました。 ゴールドのラインデカールと光沢トップコートによるグロス仕上げにより、高級感漂うイメージに仕上がっています。 |
トパーズゴールドで塗装したサイコフレームの輝きもアクセントとなっています。 |
特徴的な両腕のアームドアーマーが特徴的なシルエットを醸し出しています。キットは可動範囲も広く、様々なポージングが楽しめます。 |
アクションベース(別売)を使用すれば、可動範囲を活かし様々なポーズをとることもできます。 |
製作後記
今回はHGUCバンシィ(デストロイモード)を題材に、ガンダムデカールDX02(ユニコーン系)を使用した成型色仕上げの製作方法をご紹介しました。
様々なマークがデカール化されたガンダムデカールDX02を使用することで、ガンダムUCの世界観で色々な機体製作、仕上げ方を楽しむことができます。 成型色仕上げは、お手軽にガンプラを楽しめるオススメの製作方法です。ひと手間加えることで、キットの魅力をさらに引き出し完成度を高める満足感を味わえることが大きな魅力です。
次回はガンプラデカールDXを使用し、MGデルタプラスを製作していきたいと思います。 ※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。 ▼この作例には以下のキットを使用しています
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ガンダムデカールDX02再販!【10月再販】