■プラモデルコンテストにおいて重要なことは、作品の出来はもちろんのこと、
 応募する写真も同じくらい大切です。
 そこで実際に起こりがちな失敗例を見ながら
 実際にプロのカメラマンが撮影している方法をここに公開!
 これを見れば、右の写真のようなプロが撮った写真が撮れるようになるかも!?
Step1 「様々な失敗例をみてみよう」
■まずは写真を撮影するにあたってどんな失敗例があるか主なものを見ていきましょう。
■ライトが強すぎる
ライトを当てすぎて段差が真っ白になって平らに見えてしまう例。逆にライトを当てなさすぎて真っ黒になってしまう場合も見栄えが悪くなってしまいます。
■ぼけている
画像ほどひどくなくてもよく見ると端がぼやけている作品も以外と多くみられます。ぼやけているだけでも印象は悪くなってしまいます。
■見切れている
銃の先端やシールドも作品の一部。せっかく作りこんだ作品なので全部入れましょう。画像のように斜めになっているのも見栄えを悪くしてしまいます。
■背景が写っている
背景に別のものが写っていてせっかくのいい作品も輪郭がわからなくなってしまいます。背景に紙を引いて撮影してみましょう。

せっかくカッコイイガンプラが出来たとしてもこのような写真だともったいないです。
自分の自慢のガンプラが1次選考を突破できるようにプロの撮影方法を見てみましょう!

Step2 「プロの撮影方法を見てみよう」
■次は実際に誌面等で使われているガンプラの撮影しているスタジオの設備を見ていきましょう。


一般の家庭ではここまでの設備を用意することはできませんが、市販のライトなどを使用すれば撮影ブースを作ることも可能です。

Step3 「市販のライトで撮影ブースを作ってみよう」
■上のプロの撮影ブースを参考に、身近な材料を使って撮影ブースを作ってみましょう。


Step4 「ガンプラを立たせてみよう」
■いくらプロの撮影ブースに近い環境が用意できたとしてもカッコよく立たせないと意味がありません。
 そこで基本中の基本「素立ち」をやってみましょう。

NGの写真の方は立ちポーズなのか、動こうとしているポーズなのかがいまいち中途半端なポーズになってしまっています。素立ちならばきちんと立たせる、ライフルを撃つなら撃つなどメリハリを持たせましょう。
さらにNGの写真ではシールドの内側が見えていてシールドの表が見えません。このように細かいところにも写真の完成度が左右されてしまいます。
■具体的にどうポージングすれば…
ポージングする際のポイントを紹介します。
  1. 足を肩幅ぐらいまで開き「ハの字」にする。
  2. 足首はきっちり接地させる。
  3. 肩、胴体、腰は垂直水平に。
  4. 頭は傾けず、顎をちょっとだけ引く。
  5. ビームサーベルなど細かく可動する部分が変な方向に向いていないか確認する。

上記にポイントはガンプラをカッコよく撮影するためのポージングのほんの一部です。他にもツインカメラを見せる、見せないなど個人的な好みになってしまう場合もありますので、ポイントを踏まえつつ、自分が「カッコイイ!!」と言えるようなポージングにしましょう。

Step5 「ライティングを意識しよう」
■撮影ブースも用意し、ガンプラのポージングも決まりました。次はいよいよ撮影してみましょう。
 実際に撮影するときはライトやフラッシュの光がどこにあたるかも意識してみましょう。

上の写真は左右のクリップライトと上のスタンドライトをそれぞれ一個づつ光らせたものを撮影したものです。それぞれ役割があるのでそれぞれ最適な明るさにすることで立体感を持った写真が撮影できます。右の「レフ板」とは反射した光を被写体に当てる板のことで、この場合はシールドの影になってしまう左膝に光を反射して明るくしています。レフ板は平たい板に白い紙を貼るだけでOK,アルミホイルを貼っても出来ます。
ライティングはガンプラを撮影する上でとても大事な要素。せっかくの綺麗な塗装面もライティングがダメな写真では伝わりづらくなってしまいます。光が直接当たって影が強く出てしまう場合はライトの前にトレーシングペーパーを貼って光を和らげて撮影しましょう。

以上を参考にして、ガンプラバトルプロジェクト type絆 に挑んでみてください!
皆様の力作、お待ちしています!