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MG シリーズ [ 1/100スケール ]

MS-14B/C ゲルググキャノン ジョニー・ライデン少佐機 発売 1997.03
価格 ¥ 3,150(税込)

モデル概要
  ザクの有用性と局地戦用MSの開発、実戦投入によって戦線を維持してきた公国軍にあって、次期主力MSの目処が立ったのは一年戦争末期のことであった。ゲルググは、ザクの後継機として、また、公国軍におけるMSの新たな標準機として開発された機体である。開発の前提として、ビーム兵器の搭載が検討され、その稼働に対応した高出力のジェネレーターと、高い近接戦闘能力を有している。つまり、公国軍において本格的に対MS戦闘を想定した初めての機体であり、近接戦闘、白兵戦闘能力に加え、ビーム兵器の標準装備によって、長距離戦闘にも対応する事が可能である。何よりも、携帯するビーム兵器の威力は絶大であり、戦艦並みの破壊力をこの機体にもたらしている。その総合能力は一年戦争期間中に量産されたMSの中では最高の完成度を持つ機体であると評価されている。ゲルググの名を冠する機体は、まずYMS-14として25機の先行量産型がロールアウトし、直ちに前線に配備された。そして充分な完熟訓練の猶予もなく、パイロットたちは新鋭機を駆って実戦の中で稼働データを本国に送り続けた。その稼働に際しては、構造上の大きな問題もなく、部分的な改修やレイアウトの整理といった、量産に移行するための多少の見直しをもって、YMS-14はMS-14という形式番号とともに生産ラインに乗せられた。当時、連邦軍との主戦場は地球上から宇宙に移っており、ゲルググの生産及び配備は急務となっていた。ジオン本国、グラナダを始めとし、各地に点在するMS工廠のラインは、ほとんどすべてがゲルググの生産に切り替えられた。しかし、結局は予定された定数を満たすことは叶わず、ゲルググが戦略レベルで大量に参戦できたのは、一年戦争における最後の攻防となった宇宙要塞ア・バオア・クー戦においてであり、多くの機体が学徒動員兵などの未熟なパイロットによって運用されたため、同機は確たる戦果を挙げるには至らなかった。それでも、その基本性能は、一説によれば「ガンダム」をも凌駕しているとされ、優秀なパイロットのもとに適性に配備されていればあるいは、ルウム戦役に至る戦闘において、公国軍がベテランパイロットの多くを喪失していなければ、一年戦争の結末は異なったものになっていただろうとも言われている。
 ゲルググの量産が遅れた大きな要因は、ビーム兵器の小型化が難航していたためであった。連邦軍か開発した「ビームライフル」に代表される「エネルギーCAPシステム」は、メガ粒子を縮退寸前の状態で保持するという非常に特殊な技術であり、連邦の巨大な工業力や技術力を背景として成立し得たテクノロジーであった。ビーム兵器そのものの技術差はほとんど存在しなかったが、公国軍のMSは、基本的に「戦艦並みのビーム兵器」を付帯することは当初から放棄していた。なぜなら、強大な破壊力の携帯そのものは、核兵器によって実現されていたし、MS同士の戦闘自体、想定されてはいなかったからである。しかし「核兵器」の使用は「南極条約」によって封じられてしまい、連邦軍は、公国軍の予想をはるかに上回る性能のMS「ガンダム」を開発、投入してきた。公国軍にしても、機動兵器とビーム兵器の運用を完全に断絶させていたわけではなかったが、いわゆる「ビーム兵器の小型化」は、MSクラスの開発技術そのものとは違う物であったし、膨大な基礎研究期間が必要となるため、MSそのものの量産が優先されていた当時の状況から「MSとビーム兵器の融合」の発想はほとんどが棄却されていたのである。また、ビーム兵器の搭載を前提とした機動兵器は、おおむねMAの開発計画に統合されていたのも要因のひとつだと言えるだろう。ゲルググの先行量産型がロールアウトしたのは10月に入ってからだが、ビーム兵器の生産ラインが実働し始めたのは11月下旬だったと言われている。この期間内に懸案通りのビーム兵器を装備できた機体は少なく、善後策として、急遽、MA(モビルアーマー)用のデバイスを転用したC型パックなどが開発されたのである。ともあれ、ゲルググの開発が成功したことによって、公国軍は連邦軍と互角以上の戦力を投入することが可能となった。そして、MS-14の開発が完了した段階で、各地のMS生産設備の多くがMS-14の生産に振り替えられることが決定していた。そのため、各地の工廠では生産が可能なパーツから先行して生産されており、このことからも、MS-14は、公国軍の次世代主力MSとして、多大な期待を担って開発されていたことが判る。
 MS-14ゲルググは、まず量産先行機として25機ほど生産された。それらはYMS-14とも呼ばれ06R系の機体がそうだったように、いわゆる各部隊のエースパイロットのもとに配備された。25機のうち1機はシャア・アズナブル大佐に、他の機体の多くはエース部隊に配備されたと言われている。そして、実働データの収集が行われ、生産ラインにフィードバックされた。それに並行して生産性と機能向上のための若干の設計変更と共に、機能上の水準には幅が設けられることとなった。これは、ユニット毎に規定の性能が確保されていれば、生産拠点毎に独自の工法や生産工程を用いても構わないというもので、事実上の「ノックダウン生産」を容認するという通達であった。公国軍の各工廠は、ゲルググヘのライン転換以前の資材も有しており、緊急増産体制の展開に際し、それらを有効利用すべく、この通達がなされたと思われる。つまり、例えばゲルググ以外の機体を想定して生産されていた資材や部品であっても一定以上の歩留まりと互換性か確保されてさえいれば、ゲルググの建造に充てても構わないというものであった。そのため「ゲルググ」は、ビームライフルの搭載を見送ったCタイプや、分散して作られたパーツをベースとして独自の機体に組み上げた部隊などもあったため、開発が戦争末期であったにも関わらず、多くのバリエーションが存在することとなった。MS-15系の機体生産を予定していた工廠などは、スペック的に併用できるパーツを流用したり、独自のユニットを機体に盛り込んだりしている。さらに、MS-14とMS-15双方の長所を融合させ、公国軍の開発局からMS-17の開発コードとガルバルディという名称を与えられていたMSの開発計画などもあり、その機体のために部品の供給計画を先行して推進していた工廠もあった。
 そのせいで、MS-17用の部品をもとに生産ラインを組んだMS-14系の機体なども何機種か存在することになった。それらは派生型としてのバリエーションタイプとは性質な異にしているが、ユニット毎に別の装備を持つ機体は多数存在する。つまり、生産拠点や配備された時期などによって、同一の機体であっても無数の仕様があると言っても過言ではないのである(ただし、終戦直前から直後にかけて機影が確認されているJG型や、後のデラーズ紛争において多数運用されていたF型系などの機体は、純然たる派生型として確認されている)。
 先行量産型の生産に前後して、いわゆるノーマル仕様のAタイプが83機、Bタイプが67機、Cタイプが15機生産されていたとされるものの、YMS-14に次いで生産されたのは、ビームライフルの開発の遅れなどの事情から、Cタイプがもっとも早かったと考えられている。また、厳密な意味で「MS-14A」と呼べる機体自体の仕様を特定しにくいことも事実である。これらの数値は、あくまでもいくつかの資料の平均値であり、終戦時122機分に相当するCタイプの未組み立てパーツが確認されたと記録された資料も存在するのである。ゲルググの両腕に装備されている補助ジェットエンジンは、大気圏内でも運用されることを前提に装備されていた。実際、装備した状態でアフリカ戦線などに同機かは配備されたものの、そのほとんどは実働することなく、死蔵されたか連邦軍に接収されだといわれている。この装備は、コロニー内戦闘などである程度の有用性は認められたものの、空間戦闘においてはデッドウェイトとなることが多かったため、JG型、F型共に撤去され、A型においても、その生産後期には近接戦闘用に火器ユニットに擬装されていた。また、Cタイプなどのように、小型のシールドのような補助装備に換装されたものも多い。
 JG型およびF型などは、共に空間戦開用にセッティングされている機体であり、リアスカートには三基のバーニアユニットが増設されていて、瞬間的な大推力による一撃離脱戦闘に効果を発揮する。これは、ゲルググタイプの後期生産型に共通して見られる特徴でもあり、公国軍においては終戦直前まで実働データのフィードバックが行われていたと考えることができるだろう(実際、ゲルググの成功を受けて、他の機体の生産を行っていた工廠に対しても設計改善が命じられ、それ以降に生産された機体は「第二期生産型」と呼ばれている)。また、背部バックパックも独自のものが装備され、プロペラントタンクによる単機あたりの作戦行動時間の拡大が図られている。このランドセルは、いわゆる高機動型ゲルググ用に開発されたB型パックを再設計したものとも見られるが、その開発期間を考えると、別途開発中であったものをセッティングし直し、ゲルググに充てたものとみるのが妥当だろう。
 ゲルググは、誕生以来、一年戦争の終戦に至るまで最新鋭機であり続け、そしてその進化は戦後も続いて行ったのである。

PARTS特長(パーツ概要)

パーツ名:Head
モノアイ基部と索敵装置の内蔵された頭部を再現。
パーツ名:Breast
コクピットを中心とする胸部内部メカを再現。
パーツ名:Back Pack
B型バックパックをオプション装備として再現。
パーツ名:Foot
足の裏側にあるモールドをリアルに再現。
パーツ名:Joint Unit
脇の関節部分のカバーをラバーパーツで再現。
パーツ名:Assist Jet
腕部にある地上戦用の熱核ジェットを再現。
パーツ名:Burner
機体各所にあるバーニアを再現。
パーツ名:Head
C型特有の頭部形状を再現。
パーツ名:Launcher
右腕に装備された3連ランチャーを再現。
パーツ名:Shield
ランチャーのカウンターウェイトとしてのシールド。
パーツ名:Weapon
パーツ名:Hand
通常の組立手首パーツの他に軟質系の樹脂パーツで表情豊かな手首パーツを2対セット。
パーツ名:Marking
塗装される方には便利な、B型とC型(迷彩タイプ)両タイプに使用できるガンダムデカールをセット。部隊マークや型式番号、注意書き等のマーキングをマーキングシールで再現しました。
パーツ名:Back Pack
大型キャノン砲を装備したバックパックを再現。
パーツ名:Marking
機体各所にエースパイロットのマーキングを再現。